車中泊ほか

孤独な大冒険!西は和歌山、東は北海道。女ひとりぼっちの車中泊旅1600km

みなさまこんにちは!

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このブログの中で、車中泊の記事がとても読まれているみたいなので、
車中泊についてもっと詳しく書いてみたいと思います。

車中泊のメリットとデメリット

車中泊旅のメリットは、なによりも「お金がかからないこと」「気楽なこと」です。
いっぽう、ひとりだと人と話す機会が極端に少ないため、孤独になりがちだということもあります。

食事が楽しみづらかったり、美しい風景を誰かと共有しづらかったり。

ファストフードやお惣菜ばっか食べて運動不足で太ったりね。

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(能登半島の猿山灯台近くにて)

でも、一人で気ままに何にも縛られずに旅がしたい、孤独なのも好き、という人には、心からおすすめする旅のスタイルじゃないかと思います。

逆に今はSNSも普及しているし、ぜんぜん孤独じゃない、旅先で人にたくさん会いながらの車中泊旅もできそうですよね。

私の車中泊旅

私がよくひとりで車中泊旅をしていたのは、今から5年くらい前。
だいたい20代の前半頃だったでしょうか。

そのころ決まった職に長く勤めていなかった私は、お金はなかったけれど時間だけはたっぷりありました。
なので、旅をしたいとなったら車中泊旅を選ぶのは自然なことだった気がする。

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(北海道積丹半島・島武意海岸の海。今でも忘れられない美しさ!)

車中泊にかかった費用

ちなみに参考までに車中泊の費用は、

・愛知県から日本海経由〜北海道、北海道一周して帰ってくる

・往復(行き:大間〜小樽、帰り:苫小牧〜新潟)カーフェリー使用

・かかった時間は約一ヶ月弱

ガソリン代や食費、お風呂代、もちろんフェリー代込みでたしか6万円くらいだった気がします。

乗っていたのはただの軽自動車

その時乗っていた車は軽自動車。
ホンダの「ライフ」という車種で、ピンク色でした(笑)

買った当初はまさか自分が車中泊で旅をするだなんて思っていなかったのでそんな色を選びましたが、もしこれから車中泊のために選ぶとしたらもっと地味な色か、男っぽい色を選ぶかなぁ。防犯的な意味で。

昨今の「ウェイク」とか「NBOX」みたいにフルフラットになるわけでもなかったので、眠る時は助手席と運転席を最大まで倒して(それでも斜め)、たまにお尻が痛くなりつつも寝袋にくるまって眠っていました。

ちなみに枕はいつも家で使ってるやつを持っていってた。

眠るのはいつも道の駅

眠る場所は、もっぱら道の駅。
だいたいの最終目的地だけ決めて、あとは走れるだけ走って、その日にたどり着けそうな道の駅で寝る、という感じでした。

その時は、このサイトにめっちゃお世話になってました!
道の駅が都道府県ごとに地図上に一覧表示されるすぐれもの。

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(青森の大間港にて。真夜中に北海道の小樽へ渡るフェリーを待ちました)

銭湯は車中泊のお楽しみ

そして、道の駅と一緒に近くの銭湯も探して、そこでひとっ風呂浴びて、コンビニに寄って地酒とか缶ビールとか買って、おつまみ買って、道の駅にピットイン。

窓を開けて夜風に涼みつつ晩酌して、眠くなったら寝る、みたいな毎日です。

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銭湯や日帰り温泉探すのには、ここをよく使ってました。

私にとっての車中泊の醍醐味、いちばんの楽しみは、この「銭湯」だったかもしれません。
所変われば風呂変わる、てな感じで、そこに暮らす地元の人たちの様子を垣間見て、一瞬だけそのあったかい空気に溶け込んだような気持ちになれる貴重な時間だった気がします。

あ、もしかして、他に人と交流するタイミングがあんまりなかったからなおさら好きな時間だったのかも…(笑)

青森の下北半島を北上中に入ったお風呂で地元のおばあちゃんに話しかけられて、一生懸命聞いても何を言っているのか全くわからなかったのは懐かしい、いい思い出です。

朝はまぶしくて自然に目がさめる

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(利尻島をのぞむ日本海オロロンライン。北海道はただただ道が広くて、それをどこまでも車で走るのはとても気持ちが良くて楽しかった)

朝は特に目覚ましとかもかけることなく、太陽が出たら自然にまぶしさで目が覚めました。
カーテンも何も取り付けてなくて、パーパーだったからなぁ(笑)

防犯上気をつけてたこととかも特になかったですが(ちゃんとドアはロックして寝るとかそのくらい)、危ない目にあったことはなかったなぁ。運がいいだけかもしれないけど。

途中で日用品を買ったりもする

旅が長くなってくると、たまにコインランドリーに寄ったり、しまむらとか寄って服を買ったりもしてました。

最初は布団もなにも持たずに旅してたのですが、途中北海道に渡ったら夏でも寒すぎて、急遽富良野のホームセンターで寝袋を購入しました!笑

ちなみに、寒いのはある程度なら着込めばいいのでよかったものの、暑い夏の平地での車中泊は厳しいものがあります。

一回京都のコインパーキングで車中泊したことがあるのですが、とんでもない蒸し暑さと蚊の猛攻で一睡もできない地獄でした…。

食事はだいたいお惣菜かファストチェーン

あと、食事については、私は特にバーナーとかコンロとかは持っていなかったので(なぜか当時はすごくハードル高いものと思い込んでいた…)、スーパーのおそうざいとか牛丼チェーン、ファミレス、コンビニ、道の駅のレストランetcetcで済ませることが多かったです。

今考えるとちょっともったいないかな?と思うんですが、意外と地元のおいしいものとかはそんなに食べてないな。
なにせ一人だし、人と話すことがなさすぎてちょっと対人恐怖症みたいになってましたからね!笑

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唯一思い出せるものといえば、北海道の積丹半島で食べたウニ丼!!!

大奮発して、めっちゃ勇気出して、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで食べた4000円くらいするウニ丼はめちゃくちゃおいしかったです。

でも、そのおいしさを誰とも共有できなかったから、ひとりでごはんはやっぱさみしい(笑)

その代わりと言ってはなんですが、スーパーに寄ったらその土地のものっぽいおつまみと地酒を買ったりして車で本とか読みながら飲み食べしてました。孤独〜!笑

唯一の車中泊友達

もうひとつ忘れられないエピソードといえば、北海道の富良野付近で、山の上の駐車場で寝たことです。

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「十勝岳望岳台」という、十勝岳への登山口の駐車場なんですが、たまたま見つけたここで寝た時の感激は本当にすごかった。

眼下に広がる夜景と、こぼれ落ちてきそうな満月。あとトイレめっちゃ汚くて怖かった(笑)今でも忘れられません。

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ここでは、車中泊旅の歴史で唯一の車中泊旅友(?)さんとも知り合いました。

といってもかなり年上の年配の男性だったんですが、ハイエースの中身をリフォームした畳敷きのお家でいろいろご馳走になったなぁ。

仕事をリタイアなさって旅が趣味の方で、いろいろ写真を見せてくれて、それ以来会っていないのだけど、今でもたまに年賀状のやりとりをしています。元気かなぁ。

あの車中泊旅がなければ今の自分はいない

いや〜、今こうして書き出してみると、若いっていうか、なんていうか!
でも、本当にこの経験をしていてよかったなぁと思います。

車中泊でかけまわったあの20代前半がなかったら、どう考えても今の私はいないでしょう。

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(なんども訪れた熊野古道も、最初は車中泊旅でした)

今はライフスタイル的に(ていうか車手放したし)車中泊旅をまたするのは難しいけれど、人生のうちでまたいつか必ずしたい!って思います。

またもしもやるなら、オンボロでいいからハイエース買ってフラットに寝られるスペース作って、バーナーやカーテンもちゃんと用意して(笑)

このとき車中泊旅をしていたおかげで登山という趣味にも出会ったので、そのときには、車中泊で全国回りつつ日本中の山に登る旅がしたいですね。もしできれば、旦那さんとかと一緒に。

…なんか、無茶苦茶すぎてなんの参考にもならなさそうですが、以上、さくっと書いてみた私の車中泊旅の記録でした。

本当になぜかとても「車中泊」で検索してこのブログにたどり着いてくださる方が多くて。
またちまちま、その頃の思い出も書き出すかもしれません。

そのときはまたよかったら見てやってくださいね。

それではまた。
たまゆりでした。

関連記事:

寝袋は、こんな感じの安物を使ってました。

ホームセンターで4000円くらい。北海道の夜は8月でも布団なしはきつかったです。

ロードマップ『道の駅 旅案内 全国地図 平成30年度版』

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車中泊がわかる本 (ウィークエンド アウトドア)

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