熊野古道

起こる事全てに意味がある。天女が宿る大峰山系の頂きへ。奈良県 弥山・八経ヶ岳登山

こんにちは、たまゆりです。

今回は奈良県天川村にある大峯山系の一部、弥山と八経ヶ岳に登ります。

登山口の行者還トンネルまでは、車で名古屋から3時間、大阪から2時間。

弥山の頂上には天河大辨財天社の奥宮があり、隣の八経ヶ岳は標高1915mと近畿最高峰。

 

物言わぬ静けさと美しさにあふれた晩秋の大峯の山々は、一体どんな姿を見せてくれるんでしょうか。

 

*    *    *

この動画は、YouTubeチャンネル「たまゆり自然部」の動画をブログ記事に起こしたものです。

晩秋〜初冬の透き通るような大峯の空気感が伝わる動画になっておりますので

家事やお風呂タイム、移動中などのお供にしてくださいね。

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おはようございます。

これから大峰山系の弥山という山と八経ヶ岳という山のピークを2つ目指して歩いていこうと思います。

大峯奥駈道は、熊野古道の熊野と吉野を結ぶ道の中にあります。

心して歩いていこうと思います。

 

紅葉の景色がきれいです。

空気がおいしい。

たくさん落ち葉が落ちてる。

視界がいちめん秋の色で、きれい。

めっちゃ気持ちいいなぁ。

空気が澄んでます。おいしい。

思わず深呼吸したくなっちゃう。

 

こんなにちっちゃいのにちゃんと紅葉してる。かわいいね。

 

ゆっくり、ゆっくりゆっくり。

スローダウンしていきましょう。まだ始まったばかりだからね。

 

苔たち、かわいい。モフモフです。

紅葉とのコントラストがきれいですね。

 

今、時刻が7時21分です。出発して30分弱くらい経ちましたかね。

結構、最初から急な登りが続いてますね。

最初に一気に高度を上げていくみたいです。

この青い空と赤い山のコントラストがきれいですね。

 

大きい木。立派だなぁ。

 

看板です。行者還トンネル西口から弥山方面へ。

お日様が出てきましたね。まぶしい。

 

あら、階段が壊れている。

これね、登りはいいんだけど下りが怖いですよね。

さっきのすごい急登のあたりとか。

帰りの自分、任した!

 

笹薮になってきましたね。

見て、お日様が出てきた。気持ちいい。

嬉しいね、太陽が昇ってくるだけで嬉しいよなぁ。気持ちいい。

笹薮が朝日でキラキラ光ってる。まぶしい。なんか本物の海みたい。

 

すごい強い風が吹いてる。

見て、あそこ雲が…雲が山を越えてる。風強い。さむっ!!

 

ここが分岐になっていて、こっち側に行くと行者還岳に行けて、こっちが来た道。

トンネルで弥山方面はあっちですね。

弥山までは2.7kmだそうです。

 

髪の毛がすごいことになってる。風が強い。

ここは風の通り道になってるみたいですね。

 

ここは石休ノ宿跡。ここも行場の一つなんですね。

経木がたくさん置いてあります。お邪魔してます(一礼)。

 

すっっっごいフワフワ。

今まで触ってきた苔の中で一番ふわふわかもしれない。

美しすぎる。神苔だ。

このあたりは苔の楽園ですね。

駄目だ、私この場所ずっと滞在してしまう。

360度どこを見てもきれい。

 

ここは大峯縦走線歩道の、弁天の森。

 

目の前に大きな峰が見えてきましたね。あれが弥山小屋ですかね。

これまで平坦な道が続いてたんですが、この先また登りがあるみたいです。

楽しみだ。あんなところまで行けるのかぁ。

この苔、可愛い。チンアナゴみたい。

 

こんな所に修験者さんの像がある。お参りしていこう。

 

これはですね、リスがかじった跡らしいですよ。

たくさんほら、ここにも落ちてる。

 

苔、気持ちいい。ありがとうね(モフモフ)。

がんばって冬を越すんだよ。また会おうね。

 

幸せだ。木の甘い香りがします。

お日様の光が綺麗。空が青い。

めっちゃ幸せ、今。

見てください。これ小屋ですかね。

弥山小屋についに到着したみたいだ。

やった〜。うわぁ、この苔の道すごい。

弥山1895m。避難小屋もあるんですね。

 

この先が天河神社の奥宮ですね。こんな鳥居があるんだ。

すごい… お邪魔します。

着きました。ここが天河神社辨財天の奥宮ですね。

雲が目線よりも下にある。

こんな立派な神社が、こんな大きな山の上にあるなんて。

すごい……美しいですね。

 

「大峯弥山(標高1895m)は、吉野熊野の大峯連峰中央に君臨し、 

神代から水の精、木の精、土の精など、大和の神々が鎮まる神奈備として信仰され、 

2004年には世界文化遺産に登録されました。」

「弥山とは、宇宙の中心・万物の根源を成す須弥山(しゅみせん)の略称であり、 

役行者が大峯連峰に修験道場を開山し、鎮護国家の神を祈ったところ、 

天降る天女を弁財天と感得され、山頂に祀ったといいます。 

これが日本弁財天の始めとされ、弥山大神と崇められたそうです。」

ここで役行者が神様に祈ったら、 

弁財天様、空から天女様が降りてきた。 

それをここにお祀りしたということのようです。

すごい。

どうもありがとうございました。

 

よし、次の目的地へ行きましょう。 

八経ヶ岳に向かいます。 

この道をずっと行くと、前鬼まで行けるんだね。

へぇ〜、オオヤマレンゲの群生地。 

保護ネットがありますね。シカの食害から守るためみたい。

 

きつい。めっちゃ登りが急です。

 

これが八経ヶ岳の山頂だ。 

意外と山頂に人がいるので、小声なんですけど…… 

めちゃめちゃ景色きれいだ。すごい。

 

はい、小屋まで戻ってきました。 

それじゃあね、ここからもと来た行者還トンネルの登山口まで下りたいと思います。

 

ということで、無事に下山してきました。 

良かった!下りてこられて。いい山でした。

弥山・八経ヶ岳。 

結構ね、前に登った釈迦ヶ岳の前鬼口ルートよりも、 

体力的にはあの時ほど疲れていないですね。 

顔が物語ってるもんね。まだ余裕が一応残ってる感じ。

 

大峯の山々を歩いて思うのは、  一人で山の中をゆっくり歩く時間って、 

自分と向き合う時間なんですよね。すごく。 

静かな環境で歩くことでしか向き合えない自分がいるというか。

生きていく中で日々いろいろなことを考えるけど、  歩きながら

「もしかしてあの出来事って、ああいう意味だったのかな」とか。

「実は自分ってこういう風に感じてたんだ」みたいな。 

バラバラの紐が一つに結びつくみたいな瞬間がすごくあるんですよね。 

私はそれが好きで、一人で山を歩いているような気がします。

自分なりに、自分と向き合う時間を持てたんじゃないかな。

 

大峯奥駈道を全て歩いた師匠に言われたことで

いつもすごい大事にしてるのが、 

神社とかお寺、特にこういう山の上に行って手を合わせる時は、 

何かをお願いするというより

  

「ここまで導いてくださってありがとうございます」って

「感謝を伝えろ」って言われて

私は本当にその通りだなって思うんですよね。

起こる出来事には全て意味があって。

例えば帰りの道で、ズルッと滑って転んで尻餅ついて、 

お尻をすりむくみたいなこともしょっちゅうありますけど。 

それを「くっそ〜転んじゃった〜」って言うだけじゃなくて。

転んだことによって、例えば履いている靴が磨り減ってることに気づくかもしれないし、 

自分の歩き方、足運びがもっと上手くやれるかもって考えるきっかけになるかもしれないし。 

全てのことに意味があるんだなって思うんですよね。

だからこそ、そういう場所で手を合わせる時は感謝をするってことなんだと思います。 

今起きていることとか、今自分の周りにある世界のもの全てに感謝できれば、 

そこから自分が何かを学ぶこともできる。

もっともっと、  精神的に向上していけるんじゃないかな、って思う。 

これからも、それを大事にしていきたいなと思いました。

 

ゆるくはありますが、私なりの修行をこれからも山で続けていきたいなと思います。

 

*    *    *

 

最後までお読みくださりありがとうございました…!

いつか、いつか大峯奥駈道を、縦走できるほどの人間になれますように。

 

晩秋〜初冬の透き通るような大峯の空気感が伝わる動画になっておりますので

家事やお風呂タイム、移動中などのお供にぜひ再生していただけたらうれしいです。

歩く旅を続ける友たち(ブログ読者さん)に幸あれ…!

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