みなさまこんにちは、ビールはアサヒ派のたまゆり(@tamaoyurika)です。
今日は、みなさまからどうやって撮ってるんですか!?と聞かれることが多い、旅や登山における自撮りの私なりの方法についてまとめてみました。
ひとり旅でも、もっと自分が写った写真を撮って発信がしたい!残したい!
そんな方に参考にしていただけたら嬉しいです。
私が、全編を自撮りで撮影したスペイン巡礼800kmの動画はこちらから。
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ひとり旅の大きな悩み。自分が写ってる写真が撮れない…。
・ひとり旅で人にシャッターを頼んだけど、ぜんぜん思うように撮れてない…
・周りに撮ってくれそうな人が見当たらない…
ひとり旅とかひとり登山をしていると、そういうことってけっこうありませんか!?!
私はいつも、一人旅の時これでやきもきしてました。
でも、誰かに撮ってもらうことを期待するのをやめて、旅行中や登山中に自分で自分の写真を撮るようにしてから、
むしろいい写真が撮れるようになったし、なによりすごく楽しくなりました!
三脚は重い&セッティングに手間がかかる
自分ひとりで自分のいい写真を撮ろうと思ったら、三脚を持っていくのが一番良さそうに思えるのですが…
実際は、めんどくさい&恥ずかしくってできません!!
せっかくいい場所を見つけても、三脚を組み立てて立てる場所を探して、ってしているとかなり時間がかかります。
そうこうしてるうちに誰かがやってきて「撮ろうか?」って言われてしまったり…。笑
それに、特に私のように、トレイルなどを歩く旅を好き好む人にとっては荷物の重量は死活問題。
荷物の重さを圧迫する三脚を持ち物に入れようとはなかなか思えません。
一人旅の自撮りで大切なこと、それは「手軽さ」!
ひとり旅における自撮りで、私がなにより大切だと思っていること。
それは「手軽さ」です!!
他に誰も歩いていない場所で、美しい景色を見つけたら。すぐにその場で、さっと気軽に、自分が写った写真を撮りたい。
そんな想いを叶えるため、私が1ヶ月半で800kmスペインを歩きつづけて編み出した方法がこちら。
カメラ地面に直置き&セルフタイマー戦法
その名も、
カメラ地面に直置き&セルフタイマー戦法!!!(笑)
なんかもう、説明しなくてもわかるよね。
カメラを地面に直置きして、セルフタイマーで撮影する。
ビデオ機能を使う。
たったのこれだけ。
だいたいわかると思うんだけど、一応詳しく解説します。
ステップ1 カメラを地面に直で置いてアングルを決める
まず、地面にカメラまたはスマホを直接置きます。
あるいはその場にいい感じのベンチとか机があれば、それを利用することも。
で、この時に用意してもらいたいのが
「布製のカメラケース」。
分厚めの布であれば、カメラケースじゃなくてもいいんだけど…
単純にカメラの保護か兼ねられるんで、カメラケースが一番おすすめです。100均に売ってるやつで十分!
このカメラケースを折り曲げて、その上にカメラをもたれさせるように置いていい角度を探ります。
ステップ2 セルフタイマー+連続撮影機能を使って撮る
いい角度が見つかってアングルが決まったら、カメラのセルフタイマー機能を使って撮影します。
おすすめは
「10秒後に自動的に5枚連続撮影」
という設定。
まずはじめの10秒で、シャッターを押した後ちょうど風景の中に自分がおさまるところまで歩いて行きます。
そのあと自動的に5回シャッターがきられるので、後ろ姿、笑顔、目線逸らし、振り返りなどなど、いくつかのポーズバリエーションをつけて写真をとります。モデルさん気取りです!笑
目をつぶってたり、変顔になってたりするショットも混じりますが、5枚中1枚はだいたいいい感じに撮れます。
プラスα、ビデオ機能も使うとなおよし
もうひとつ、セルフタイマーを使うのとは別の方法があります。
それは、ビデオ撮影機能を使うこと。
昨日とおとつい、御嶽山を小坂口(濁河温泉)から登りました。秋の山はとても静かで、一人考え事をしながら登るにはもってこいの気がします。とても綺麗な木道があったので、思わず地置きセルフ動画を📷洋平さんに頂いたザック、本当にいつも使わせてもらってる。 pic.twitter.com/fVixvWdJ35
— たまゆり(めざせ遊牧民) (@tamaoyurika) 2018年10月4日
ビデオで撮影しておいて、あとで再生画面上でスクリーンショットを撮れば写真として使うことができます。
この方法だと、セルフタイマーよりさらに一瞬の表情や構図を逃しにくいです。
なので、のんびりしてられないけどとりあえずここで撮っておきたい!という時にはこっちのがおすすめかも。
ただしビデオの方法には、画質が下がるというデメリットもあります。
動画はやはり高画質でとればとるほど、メモリーカードの容量やバッテリーを多く消費します。
なので必然的に画質を落として撮ることになるんですが、そうすると、やっぱりスクショした画像も、セルフタイマーで撮った写真よりは画質が低くなってしまったりします。
ブログやSNSに使うための写真程度であれば問題ないですが、あとで印刷して本にしたい、ポストカードやポスターを作りたい、と考えていらっしゃる方にはちょっと不向きかも。
なので、私個人の使い分けとしては、ここぞ!という美しい景色のときはセルフタイマー写真にして、
逆にとりあえず残しておきたい!というくらいの場所であれば動画で撮ります。
この方法のデメリット
以上紹介した、地面に直置き&セルフタイマー戦法。
この方法で自撮りを撮影する場合、いくつかのデメリットがあります。
構図がいつも下から見上げる感じになりがち
カメラを地面やベンチなどに直置きなので、どうしても下から見上げる構図が多くなります。
俯瞰の構図は撮りづらい
街を見下ろす展望台や、海を見渡す崖の上など、
「眼下を見わたす”俯瞰”」系の風景を自分と共に写真に収めたい場合は、この方法は不向きかもしれません。
木の枝の上や背後に石垣やいい感じの背の高い置き場所があれば撮れますが、ちょっとめんどくさいし安定性に欠けます。でもやるんですけどね!笑
都市部での撮影には向かない
周囲に人が多い街中では、カメラをそのへんに置いてその場から離れると、盗難の心配があります。
なので、どちらかというとこの方法は私のように郊外の自然が多い場所を旅する方向けともいえるかも。
ただ、都市部であっても早朝の人が少ない時間帯とかなら比較的やりやすいかな。
あと、カメラから目を離さないまま、ビデオモードで一瞬ササー!と写り込んですぐ回収、みたいな感じでもOK。笑
この方法のメリット
反対に、この方法ならではのメリットもいっぱいあるんですよ!
自然な表情の写真が撮れる
セルフタイマーを使ったりビデオ機能を使えば、より数多くの瞬間を撮影できます。
なので、何枚もある中からあとで自分が好きな表情をしているベストショットを選べます。
また、目の前で初対面の相手がカメラを構えていたりしないのでリラックスできるのもポイント。
作りすぎない自然ないい表情が撮れることがすごく多いです。
思いついた時にすぐ、納得いくまで好きなだけ撮れる
あ、ここ景色いい!夕日がめっちゃ綺麗!自撮りしよう!
と思い立ったら、カメラを出してそのへんに置くだけなので、めちゃくちゃ手軽に、たくさん自分が写った旅写真を残せます。
そして、もしすごく気に入った場所や構図があれば、誰に文句も言われることなく、納得いくまで何回でも撮影することができます。
自分だけの作品づくりができて、旅が倍楽しくなる
自分で構図も考えて、ポーズやアングルも決めて、時には置き場所に格闘したりもしながら(笑)試行錯誤してとった写真。
それは、かけがえのない自分の「作品」として残ります。
言うなれば、ひとり旅で自分が撮った自分の写真は
「出演:自分
撮影:自分
監督:自分
スタイリスト:自分
照明:自分」
という、オールセルフプロデュース作品そのもの。
ひとり旅で、そんな世界に一つの写真がたくさん、気軽に残せるのは本当に素晴らしいことです。
その創作の楽しみがあることで、旅や登山が倍楽しくなると思っています。
何気ない場所も特別な思い出になる
こうして撮影した場所って、あとから写真を眺めてもとってもとっても印象深く思い出に残っていたります。
旅をしていて心惹かれるのって、有名な展望台やビュースポットだけじゃありません。
なんでもない街角とか、木漏れ日の綺麗な木立とか、たまたま見つけた足下の水たまりとか。
そんななんでもない場所が、そこで写真を残すことによって、時に自分だけの最高の思い出の場所になったりする。
これが旅自撮りの何よりの魅力だと思います。
スマホでもコンデジでもできる!
以上、私の旅や登山における自撮りの方法と、その魅力をお伝えしました~~!!
この方法は、
・セルフタイマー
・連続撮影
・ビデオ撮影
以上の機能が使える機器ならどれでもできます。一眼レフとかGoProとかのカメラも特に必要ないです。
スマホのカメラでも、安いコンパクトデジカメでも撮れます。
ぜひ試してみてくださいませ!
直置き自撮りにオススメ、私の愛用旅カメラ
最後に、私の登山や800km徒歩スペイン巡礼旅の相棒でもあったカメラについての記事をご紹介します。
コンパクトで軽いのに、一眼レフにも劣らない綺麗な写真を撮ってくれるにくいやつ。
値段の何百倍の価値を私の旅ライフに与えてくれたと思っております。
みなさまもぜひ、旅や登山がもっと楽しくなる素敵な自撮りライフを!
それでは、ここまでお読みくださってありがとうございました。
たまゆりでした~~!!チャオ!!!
2019.9 追記
続編として「ひとり旅自撮りのクオリティを上げる構図アイデア」についても記事にしました♪
ぜひ読んでみてくださいね。