自己紹介
たまゆり(玉置 侑里子)
1992年1月23日生まれ、27歳女
岐阜県出身、愛知県犬山市在住
歩く旅と山に登ることが大好きです。
ご連絡は【yuwrysantiago☆gmail.com(☆→@)】まで。
このブログを始めたきっかけ
このブログを始めたきっかけは、今から3年前の2016年にうつになったのがきっかけで「サンティアゴ巡礼道」を歩こうと決意したことでした。
サンティアゴ巡礼道とは、ヨーロッパの各地からスペインの聖地サンティアゴデコンポステーラへ伸びる道のこと。
長いルートでは1600km以上もある道を、バックパックを背負って徒歩で旅します。
運動音痴で体力もなく、スペインに行ったこともなかった私がなぜその道を歩こうと思ったのか、今までの人生の流れをざっくりとご紹介します。
19歳 高校を出てイタリアへ留学、仕事を転々としながら旅に夢中になる
海外をとびまわっていた兄の影響で、もともと海外に行くことにとても興味がありました。
イタリア・フィレンツェへの留学
高校でデザインを学んだ後、進学も就職も興味を持てなかった私は、ほとんど思いつきと直感に任せてイタリア・フィレンツェへ留学しました。
当時19歳、このときがほぼ初めての海外渡航で、その後の人生に大きな影響を与えた1年間でした。
旅行会社で添乗員として働き、辞める
帰国後は、バス旅行の添乗員として働きます。
しかし、自分の好きな旅のスタイルと、誰でも一緒くたに同じ場所に連れていくパッケージされたツアー旅行との間に大きな溝を感じ、2年あまりで退職。
仕事を転々としながら旅に明け暮れる
その後は、定職につかず、派遣の事務の仕事などを転々としながら大好きな旅を続けていました。
英語もろくに話せないままヨーロッパをひとり旅したり、軽自動車で愛知から北海道まで車中泊旅をしたり。
楽しかったけれど、果たしてこのままで大丈夫なのだろうか?という将来への不安は、いつも心のどこかに抱えていた気がします。
22歳 不安に押しつぶされ、生きる意味を見失う
まともな大人になるために、旅をやめる
そんな状態が2年ほど続いた時
「このままじゃだめだ、そろそろまともな大人として働く覚悟を決めなくては」
そう思い、安定した正社員登用の事務職に転職をしました。
ちゃんとした大人になるために、収入もキャリアも学歴も何もない私が、この先もなんとかこの社会で生きていくために。
今までのように大好きな旅をすることは、もうずっとこの先諦めなくてはいけない。
「死ぬまでを、ただ平穏に生き延びる」
ただそのためだけに、心の声を無視して仕事と家を往復する毎日が続きました。
うつ病になり、自殺を意識するまでに
そんな日々が続くうちに私は生きる意味を見失い、だんだんうつ病のようになっていきました。
22歳の夏には、
「才能も学歴も情熱もない私は、こんな牢屋のような人生を送るしか生き延びる道がない」
「それなのに、みんなができていることすらまともにできないなんて」
「自分は多分、出来損ないだったのだ」
「それならもう、死んだほうが楽になれるんじゃないか」
そんなことを考えるようになり、もう死んでしまおうかと衝動的に家出して、日本海の東尋坊へ行ったこともありました。
この頃の私のGoogle検索履歴は「生きる意味」「死にたい」「仕事 辞める 死ぬ」という言葉で毎朝毎晩埋め尽くされてた。
23歳 スペイン巡礼の旅に出会う
どん底で出会った一筋の光
そんな状況で出会ったのが、冒頭に紹介した「サンティアゴ巡礼の道」。
スペインという行ったこともない異国の地を、1ヶ月以上かけて、何百キロも荷物を担いで、自分の足で歩く旅。
その時は生きる意味も、やりたいことも何一つわからなくなっていた私でしたが、
この道についての本を読み、歩いた人のブログを読んでいるうちに、このスペイン巡礼というものにどうしようもなく心を惹かれていきました。
まるで真っ暗な穴の一番奥から光が一筋射したみたいに、
「私も、ここへ行きたい」
そんな心の声が聞こえました。
嫌なこと我慢して死ぬくらいなら、思い切り好きなことをやって死のう
1ヶ月以上の旅だから、今の仕事はやめなくてはいけない。
せっかく掴んだ安定への道を捨てるんだ。これが最後のチャンスだったかも?
この先将来に行き詰まって、お金がなくて生きていけなくなって野垂れ死ぬかもしれない。結婚とか出産とか、そういう普通のことが一生できなくなるかもしれない。
でも、もうそれでもいいや、と思いました。
嫌なことを我慢してやり続けて死ぬくらいなら、思い切り好きなことをやって死んだ方がよっぽどいい。
それで死ぬなら本望だ!
そう思い、私は仕事を辞めること、スペイン巡礼の旅を本気で目指すことを決めました。
仲間が欲しくて始めたブログ
しかし、そう決意したはいいものの。
当時の私は、それまで運動をなにもやってこなかった体力なしの運動音痴。
英語も真面目に勉強していなかったからろくに話せない。スペイン語も全然知らない。
バックパックなんて背負ったこともない。
本当に、800kmもスペインを歩きだけで旅できるんだろうか?
そんな疑問と不安の中で、歩いた人に少しでもアドバイスをもらえるように、そして自分の経験が少しでも誰かの役にたててもらえるように、仲間が欲しくて始めたのがこのブログでした。
ブログを通じて自信をとりもどす
それから少しずついろんな方にこのブログを読んでもらえるようになりました。
何もない、価値がないと思っていた自分でも、こうして誰かの役に立てたり、たとえ少しでも誰かを勇気付けられることがある。
そして、自分と同じような想いをしてきた人が日本中にたくさんいて、今も同じ空の下で人生を戦ってる。
それを知ったことで、私の心はどんどん明るくなっていきました。
24歳 スペイン巡礼の旅へ。生まれ変わる
そうしていろんな人に支えられ、旅立ったスペイン巡礼の道、800km。
それは本当に、言葉で表せないくらいすばらしいものでした。
「再生の道」とも呼ばれるこの道ですが、文字どおり私はこの道を歩いたことで生まれ変わったような気がします。
当時の巡礼記はこちらから読めます。
大好きな登山という趣味に出会ったのも、このスペイン巡礼の旅のためのトレーニングとしてはじめたことがきっかけでした。
27歳 新たな夢、そしてこれから
試行錯誤の3年間
そして、無事に巡礼の旅を終えて日本に帰ってきてから、今年で3年が経ちました。
その間、
巡礼の旅やこのブログを通じて得た小さな自信や信念を糧に、
自らの過去を洗い出し、弱さを受け止め、自分の心の声に思い切り向き合って。
自分が好きなことをできる人生を歩むにはどうしたらいいんだろう?
その答えを探してたくさんの人に会い、新しいことに挑戦し、いろんな試行錯誤をして。
ぼんやりした光を目隠し状態で手探りで追いかけるような3年間を過ごしました。
見つけた新しい夢
手探りながらも、そうしてとことん自分自身と向き合う中で見つけた目標は
「自分が大好きな旅を、決してあきらめないライフスタイルを作る」ということでした。
好きな仕事をしながら、大好きな旅をする。
どっちかじゃなくて、どっちも叶える。
めざすは、遊牧民みたいな生き方。
これから、そんな夢に向けた歩みを、ひとつずつ発信していきたいと思います。
これからやろうとしていることをまとめた記事はこちら。
私がブログを書く理由
私がブログを書く根っこの理由は、始めたての頃も今も変わっていません。
それは、この世界のどこかにきっとたくさんいる、似た目標に向かって走る仲間に出会いたいということです。
同じように、自分らしい生き方を目指して生きる人。
そのために試行錯誤を続ける人。自分の旅を続ける人。
このブログを通じて自分の歩みを発信することで、日本に、世界中にいるそんな人たちと出会い、つながり、一人の力ではできないことに挑戦していけたらいいなと思っています。
今後の予定
【2019年】
5月 人生2度目のスペイン巡礼、北の道へ
7月 北アルプスの山小屋で初めての仕事
12月 愛知県から長野県安曇野のシェアハウスに引っ越し
【3年以内にやりたいこと】
・ネパール・エベレストベースキャンプトレッキングへ
・アイスランドを車で一周キャンプ旅行
・ワーキングホリデービザでスペインへ渡航、スペイン巡礼のいろんなルートを歩きまくる
初めての方におすすめの記事
2016年、スペイン巡礼記
私の人生を変えた旅の記録です。
巡礼の旅で撮影した動画はこちら。
巡礼中、現地のガリシアTVのドキュメンタリーに出演した時の動画はこちら。
SNS
ブログには書いていないプチ情報を書いたりしながら、いろんな方との会話を楽しんでおります。
ぜひフォロー&交流してください!!
楽しいブログでした。有り難う御座います。
年寄りは目が早く覚めパソコンに前にいます。今日11月28日は、巡礼道のスケッチ展の3日目です。今回の個展(絵は趣味です)は、今年歩いたル・ピュイの道のカオールからサン・ジャンピエ・ド・ポまで30日間のスケッチです。神戸は異人館の下ギャラリ北野坂(検索)です。また、道中の出来立てほやほやのスケッチはFBのグループ「スペイン巡礼フレンド」にアップしています。サンチアゴの聖地巡礼はスケッチしながら2016年から4年歩きました。たまゆりさんが私より2か月くらい早く出発しています。たまゆりさんのブログに出会ったのは、来年2020年の夏ごろから2~3年かけてカンタベリーからローマまで歩きたいと情報を集めています。76歳と少し歳取っていますこと、スケッチしながらもあって1日に15~20kmくらいが精一杯です。ガイドブック、地図等いろいろ教えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。