みなさん、こんばんは!たまゆりです!
今日は、 日本の熊野古道とサンティアゴ巡礼道の「共通巡礼手帳」についてご紹介したいと思います。
共通巡礼手帳がやってきた!
先日、こちらの記事(サンティアゴ巡礼の持ち物リストが完成しました!)に、こんなコメントをいただきました。
mino様より
今年のGWに120kmだけイギリス人の道の巡礼してみようと思っている者です。私と違って用意周到でとても参考になります。
そういえば、この前熊野古道とサンティアゴの共通巡礼手帳を配っているというのを知って、問い合わせたら無料で送って貰いました!なんでも、両方歩いたら共通の証書頂けるらしいので、もしご興味がありましたら取り寄せてみてください。
全然距離が違いますけど、お互いがんばりましょうね。
なんと、日本が誇る世界遺産である「熊野古道」と、私が歩こうとしている「サンティアゴ巡礼道」に、共通の巡礼手帳があるとのこと。
minoさんに教えていただき、さっそく熊野本宮大社のある和歌山県・田辺市の観光振興課さまへ連絡をしてみたところ、職員の方のご好意で手帳を自宅へお送りいただけることになりました。
こうして、私の手元へ熊野古道とサンティアゴ巡礼道の共通手帳がやってきました!
和歌山県・田辺市の観光振興課さまより、サンティアゴ巡礼と熊野古道の共通巡礼手帳が届きました。 pic.twitter.com/7WGpUkNw5r
— たまゆり (@tamaoyurika) March 28, 2016
貴重な情報を教えてくださったminoさん、そして快く共通巡礼手帳や熊野古道のガイドマップをお送り頂いた田辺市の観光振興課・赤嶋さまへこの場を借りてお礼を申し上げます。
(ホームページはこちら:共通巡礼手帳の取組について|田辺市)
共通巡礼手帳とは?
この「共通巡礼手帳」は、なんと去年2015年の2月に始まったばかりの取り組みだそうです。
熊野古道と「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」という、世界で2例しかない「道の世界遺産」がある田辺市とスペイン・ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラ市が、「共通巡礼手帳」を作製した。
両市は昨年5月に観光交流協定を締結しており、初の共同事業。2月から実施し、「二つの道を多くの人が訪れてほしい」としている。
熊野古道が30カ所、サンティアゴは40カ所のスタンプを押印するスペースがあり、熊野古道の九十九王子跡やサンティアゴの道の教会などにスタンプが設置されている。
両方の道を歩くと、「二つの道の巡礼者」として、シンボルの八咫烏(やたがらす)とホタテ貝を並べた巡礼達成スタンプが押印されるほか、限定の記念ピンバッジをプレゼント、名前が共通巡礼WEBサイトで紹介される。
「道」が世界遺産として認められているのは、世界でもこのふたつだけなんですね。
それが、この日本とスペインにあるとは、なんだかご縁を感じずにはいられません。
巡礼手帳の中身は?
巡礼手帳の表紙を開くと、まず氏名や巡礼のルート・出発地を書き入れるページがあります。
その下に、熊野古道のゴール「熊野本宮大社」とサンティアゴ巡礼道のゴール「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」のスタンプを押す欄が設けてありました。
そして、もうひとつ中をめくると、こんな風に、巡礼や古道参詣の道中で押すスタンプの為の欄があります。
2つの道の巡礼者になるには
サンティアゴ・デ・コンポステーラの道を、徒歩で最後の100km以上、または自転車・馬で200km以上巡礼すること。
そして熊野古道は、定められた熊野本宮大社までの4つのルートのうち、どこか1つでも歩くこと。
この2つの条件を満たすことで、2つの道の巡礼者として、記念スタンプやピンバッジを頂けると共に、こちらの熊野古道・サンティアゴ巡礼道共通巡礼のホームページで紹介をして頂けるそうです。
こちらの共通巡礼者のページを拝見してみると、日本の方だけでなく、いろんな国籍の方がこの熊野古道とサンティアゴ巡礼道の共通巡礼を成し遂げられていることがわかります。
みなさん、笑顔がとても穏やかで、きっとお会いできたら素敵な方たちばかりなのだろうなぁ。
明日、熊野古道に行ってきます!
私も、サンティアゴ巡礼道を歩こうとしているひとりとして、「いつか熊野古道を歩いてみたい」と思っていました。
共通巡礼手帳が入っていた封筒の中には、熊野古道のガイドマップや田辺市のパンフレットも同封されていて、なんとなく「いつか行こう」だったものが「すぐ行こう!」に変わりました。
と、いうことで。思い立ったが吉日。
急ではありますが、さっそく明日から!熊野古道を歩くため、和歌山県に行ってきたいと思います!!
今回は、私が現在週末を使って「西国三十三所観音札所」の寺院をめぐっていることもあり(関連記事:日本でも、巡礼はじめました。)、札所である青岸渡寺の近くのルートへ。
熊野那智神社から出発し、1泊2日で約30kmを歩いて本宮大社を目指す「中辺路・雲取越ルート」を歩きます。
そして、スペイン・サンティアゴ巡礼から戻ってきたら、改めて、お世話になった方へのお礼もふくめ、熊野古道の別のコースを歩きに来たいなぁと思っています。
本当に、すばらしいきっかけをくださったminoさんに、心より感謝です。
と、いうことで!
今日の夕方に思い立った計画で、明日すぐ出発しようとしているので(笑)、これもサンティアゴ巡礼のリハーサルのひとつでもあると思って、超特急で荷造りしてまいります。
また、熊野古道を歩いて感じたことをみなさまにお伝えできるといいなぁ。
共通巡礼手帳に興味を持たれた方は、ぜひ一度田辺市のホームページをご覧になってみてください。
それでは、おやすみなさい!
たまゆりでした〜!
2016.10.5 追記
私が初めてのスペイン・サンティアゴ巡礼道で撮影していた、カミーノを歩く映像を動画にまとめました。
巡礼道の雰囲気が伝わる映像になっていると思うので、よかったら見てみてくださいね。
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関連記事:
↑実際に熊野古道へ行ってきました〜!本当にいい旅でした。
たまゆりが800kmのサンティアゴ巡礼中にリアルタイムで更新していた、泣いたり笑ったり挫折したり立ち上がったり恋したり失恋したりの日記はこちらからどうぞ。
巡礼情報をお探しの方、サンティアゴ巡礼の持ち物に関する記事は、こちらからまとめてお読みいただけます。
はじめまして!のお客さま、私、たまゆりの自己紹介はこちらからどうぞ。
せっかくこんなにまとめてくださったのに、リアクション遅くてすいません。。。西国三十三所目指してらっしゃるので、ご興味あるかと思って書いたんですが、早速いかれるとはすごい行動力ですねー!!
私もたまゆりさんの持ち物リストを参考に着々と準備してます!日程は先に何も考えずに航空券取ったので至る所(!)に無理が出てますがw
そういえば、今年は聖ヤコブ年ではないけど、ローマ教皇が”慈悲の聖年”を宣言しているため、大聖堂の聖門が開いているらしいですね。また、普通の(?)教会のは通常25年おきにしか開かないらしいです。確かフィレンツェのドゥオーモにも聖門があったと思うので、確認してみてください!
minoさん!返信が遅くなってしまいましたが、その節は本当にありがとうございました!何かに呼ばれている気がした…といえば聞こえはかっこいいですが(笑)熊野古道のパンフレットの写真を見たら、どうしても行きたくなっちゃって!minoさんがご縁をくださったおかげで、とても楽しい旅になりました。私のリストを参考にしていただいて大丈夫かな…!?笑 お互い、楽しい巡礼になるよう、準備をがんばりましょう。
なんと!また初めて聞く情報を教えていただいた!http://allabout.co.jp/gm/gc/454293/これはローマのサンピエトロ寺院の情報ですが、サンティアゴデコンポステーラの聖門もそうなのでしょうか。フィレンツェも確認してみます。ありがとうございます!
こんばんは!あまり調べていませんので確約は出来ませんが、英語情報はこちら:
http://caminoways.com/2016-holy-year-pilgrims#.Vw6Eo_mLSHv
まったく読めませんがw、地図が分かりやすいスペイン語情報はこちらです:
http://www.lavozdegalicia.es/noticia/sociedad/2015/12/13/catedral-santiago-abre-hoy-puerta-misericordia/0003_201512G13P35991.htm