こんばんは!
今日は、私がどうしてサンティアゴ巡礼で「北の道」を歩こうと思ったのか?
ということについて、書いてみようと思います。
関連記事:北の道を歩くことにしました!
昨日、自己紹介にも書いたのですが、私の趣味のひとつは「車中泊旅行」です。
おととしの夏、21歳の時、1ヶ月半くらい愛知県からずーーっと下道を使って北海道の果てまで行く。
という旅行をして以来、その魅力にとりつかれております。
私の愛車は軽自動車で、しかもシートがフラットになるわけでもないのですが、山道や峠道もがんばってなんとか走り、助手席のシートをいっぱいに倒し寝袋で寝ています(笑)
下道をずっと走ることで、日本の土地がいかに起伏に富んでいるかだとか、例えば地域によって、見た事もないチェーンのお店が地元の人に愛されていることだとか、育てられている農産物だとか、民家の屋根瓦や壁の素材・色だとか、いかに食文化が多様で豊かであるかだとか、そういったことがよくわかってとても楽しいのです。
それに、車中泊旅だと、必然的にいろんな地方・町の日帰り温泉に入ることになります。町中にあるお風呂屋さんなんかは、地元で暮らすひとたちにすごく愛されていたりして、そんな人たちに交じってお湯につかるのも、これまた他に代えがたい楽しみです。
それから、お風呂上りに寝られる場所が決まったら、車の中で本を読んだりラジオを聴いたりしながら、スーパーで調達しておいたその地域の地酒と、その地域ならではのおつまみで一杯ひっかけるのも、これまたオツです。
宿に泊まる旅行よりも、よりその地域の人や、くらしや、自然に近付くことができる気がして、私は車中泊旅行を愛しております。
そんな私は、海のない岐阜県に生まれ、海のない愛知県・犬山市に暮らしているからなのか「海」というものにひどく心を惹かれるところがあります。
ですので、車中泊旅行の間も、自然と「海をめぐる」旅となることが多いかも。
その土地によって「海」の様子はさまざまです。
崖下のはるか眼下に広がる荒い海と、地球の丸みがわかりそうなほど広い水平線。
イルカの住むひっそりと穏やかな、湖みたいな入り江の海。
宝物みたいにきれいな貝殻のじゅうたんが、見渡す限りどこまでも続く浜辺。
イカ釣り漁船の漁火が点々と輝く海。
海辺のすぐわきに、段々になった棚田が稲穂を揺らす景色。
コンビナートの煙突やパイプが、摩天楼のように光る海。点々と島が浮かぶ海。
北の果てにいるとは信じられないほど、鮮やかな碧色をした海。
甘いオレンジに染まった水に溶けるように、夕日が沈んでいく海。
どの場所へ行っても、それが日本でも外国でも、海はそれぞれ違った姿を見せてくれ、その近くで生きる人の営みも、またさまざまです。
わたしが今回のサンティアゴ巡礼で、大西洋沿いの「北の道」を歩こうとしている理由は、ここにあるのだと思います。
日本から遠く離れたヨーロッパの地で、海のそばで、海とともに生きる人たち。
その海がどんなものか、そこで生きる人々の暮らしがどんなものか、それを知りたくて、私は「北の道」を歩こうとしている。そんな気がします。
ああ、楽しみだなぁ!
旅の途中、このブログで、いろんな「海」のかたちを発見したことを、みなさまにお伝えできたらうれしく思います。
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