冬山女子デビュー記録

【登山女子の初!冬山デビュー】きっかけ編。初冬の燕岳で雪の北アルプスの美しさにぞっこん!

みなさんこんにちは、たまゆりです。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tamayuri0123/20180607/20180607013930.jpg

この前書いたこの記事(↓)のつづきということで、今日はもっと具体的に、どんなきっかけで冬山をはじめたか、準備の様子はどうだったか、どんな雪山に登ったか、それぞれ何を感じたかを書いていってみようと思います。

〜あらすじ〜

まったくの運動音痴だった私が、サンティアゴ巡礼道へ行くためのトレーニングとして始めた登山にはまって、約3年の時が経ちました。

その間、休みの日には上高地行きの夜行バスに乗って一人で山へ出かけたり、夜中に車を走らせて登山口で車中泊して弾丸登山をしたりと、女子一人夏山登山ライフを満喫しておりました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tamayuri0123/20171020/20171020170157.jpg

↑ 昨年の8月、白山の山頂付近にて(自撮り)

そして、なんと!

この冬、私は、人生で初めての冬山登山をはじめました。

きっかけは、昨年の夏、上高地から涸沢までの登山中に知り合い、約半年になるパートナー(彼氏)の誘いでした。

はじめてづくしの冬山登山。

まず今日は、冬山に行くと決めた時のことと、そのあとの怒涛の(?)道具の準備の様子について書いてみたいと思います。

初めての雪山に誘ってもらう

今の彼氏(当時はまだ付き合ってなかった)と夏に上高地で出会って、約3ヶ月。

夏以来、彼に誘ってもらって、ちょこちょこ一緒に登山に出かけていました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tamayuri0123/20171020/20171020174549.jpg

まだその頃、真夏にしか登山をしたことがなかった私は、

「ああ、今年も山の季節が終わってしまうんだなぁ…寂しいなぁ…」などと、感慨にふけっていたのです。

が、そんな私に彼が一言。

「アイゼン貸してあげるから、11月に雪のある燕岳に登ってみない?」

ええっ…!マジか…!

その誘いを聞いた時、 驚き・おののきと同時に、ワクワクが心に溢れました。

冬山を始めれば、一年中登山を楽しめる

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tamayuri0123/20171020/20171020170414.jpg

夏山登山のシーズンは、一年の中ではとても短く、あっという間に終わってしまう楽園のような時間。

それが終われば、近所の低い山に登るくらいしかできなくて、秋から春にかけてはいつもまるで冬眠のように静かに過ごしていました。

でも冬山に登れば、それ以外の時期にも、一年中山を楽しむことができる…!?!?

ハードルは高いけれど、とりあえず挑戦してみよう!

そんな憧れはありましたが、冬山に登るって、私からしてみればめちゃくちゃハードルが高い。

CRAMPON @AMIKASA

 

「あの、あれでしょ?アイゼンてあの、トゲトゲがついた靴みたいなやつでしょ?刺さると痛そうな怖くて強いガチ装備のやつでしょ?」

…くらいのことしか、当時知らなかった私でした。

でも、やったことなくておもしろそうなことにはとりあえず飛び込んでみる!という多少のムチャ精神や、なによりも「サポートしてあげるから、行ってみようよ」という親切極まりない彼の申し出もあり、

「アイゼン貸してあげるから、11月に雪のある燕岳に登ってみない?」

の言葉に

「はい、お願いします!」

と返事をしたのでした。

そして11月中旬、アイゼンを借りて、初めての雪の燕岳へ

そして出かけたのが、11月半ばの長野県北アルプス・燕岳。

f:id:tamayuri0123:20180608225255j:plain

11月ですが、3000mに近い標高の山ではすでに雪が何度も降っていて、5合目以降からは、借りた初めてのアイゼンをつけて登りました。

以下、当時のFacebookにあげていた日記。

あこがれの北アルプスの女王さま、燕岳にて🏔
冬山?晩秋山!デビューを果たしました✨

はじめてのアイゼンをつけて雪と氷の世界をサクサク音を立てて歩く☃️

静かでほとんど音のない世界、どこを見ても白い景色、雪をかぶった真っ青な山並み。なんだか現実じゃないみたいに幻想的でした。

今まで夏だけのお楽しみだった登山が、冬にもこうして楽しめることが、ほんとに嬉しいです😃

ああー、こうして、山の世界から戻れなくなっていくんだなぁ〜〜笑

あこがれの北アルプスの女王さま、燕岳にて🏔 冬山?晩秋山!デビューを果たしました✨ はじめてのアイゼンをつけて雪と氷の世界をサクサク音を立てて歩く☃️ 静かでほとんど音のない世界、どこを見ても白い景色、雪をかぶった真っ青な山並み。なんだ…

玉置 侑里子さんの投稿 2017年11月15日(水)

初めての雪と氷の真っ白い世界は、忘れられない経験になった

もう、一冬が巡った今もずっと忘れられないほど、初めて雪の山を歩いた経験はすばらしいものでした。

f:id:tamayuri0123:20180608225325j:plain

にぎやかで、たくさんの人と挨拶を交わす夏とは全然違い、ほとんど人とはすれ違わない静かな山。

f:id:tamayuri0123:20180608225357j:plain

霜ばしらや凍りついたつらら、踏むとザクザク音がしたり、足を踏み入れるとズボズボ、ふわふわとはまっていってしまう雪…。

f:id:tamayuri0123:20180608231400j:plain

それからとびきり美しかったのは、雪をかぶった青い山脈の向こうに沈んでいく、とっても切なくて綺麗な色の夕日でした。

夏の緑や花の色、山登り仲間たちであふれる賑やかさとは違う、見たことないしんと澄んだ静かな色彩の世界に、なんとも表し難い感激を覚えました。

そうして、この初冬の燕岳登山がきっかけで、私は雪山の世界にはまっていったのでした。

f:id:tamayuri0123:20180608231413j:plain

ちなみに、この登山がきっかけで彼とお付き合いすることに

余談といえば余談ですが…(笑)

f:id:tamayuri0123:20180608225720j:plain

この後、無事に人生初の雪山登山を終えた祝賀をあげよう!

ということで、合流地点の松本まで戻り、彼と一緒にビールをしこたま飲み、興奮冷めやらぬままお祝いをしました。

この席で「好きです、付き合ってください」と交際を申し込みいただき、晴れてお付き合いをすることになり、これで半年が経ち今に至ります!なんか恥ずかしい!なにこの報告!!笑

歳も離れているし、住んでいるのも彼が関東、私が愛知というなかなかの離れっぷり。

不安がなかったわけではなかったけど、その時の私は「この人が見せてくれるまだ知らない景色を、もっと見たい!!」という気持ちでいっぱいでした。

そこから色々あったけれど、たくさん心配や迷惑もかけながらだったけど、半年が経ち、現在パートナーとして、登山の先生として、よい関係を築かせもらっています。

f:id:tamayuri0123:20180608230054j:plain

↑ 12月下旬の赤岳鉱泉にて。(セルフタイマー)

次回はアイゼン、ピッケル、ゲイターetc、冬山装備の準備編!(予定)

…さて、最後なんか全然関係ないノロケ報告みたいになってしまいましたが(笑)

長くなってきたので、今日はこのあたりにしておいて、また続きは明日にしたいと思います。

明日は、燕岳で雪山の魅力にとりつかれた私が、必死に冬山登山に必要な道具を買い揃えまくるお話になると思います。

f:id:tamayuri0123:20180608230336j:plain

↑ 2月初旬の赤岳山頂付近にて。完全防備すぎて、もはや誰だよこれ状態。。。

おたのしみに!

(明日じゃなかったらごめんなさい)

追記:

すいません、全然明日じゃなかったです(笑)

つづきはアイゼン選びについて詳しく書いてます!

それでは、ここまで長々と読んでくださった方、ありがとうございました。

たまゆりでした〜!

関連記事:

↓ブログランキングに参加しております。

もしも記事や写真・ブログを気に入っていただけましたら、ぽちりとクリックをいただけますと、励みになります♪

f:id:tamayuri0123:20160830230253p:plain

にほんブログ村 旅行ブログ スペイン旅行へ
にほんブログ村


徒歩の旅 ブログランキングへ

旅行・観光ランキング

 

たまゆりがサンティアゴ巡礼道を歩きながら、リアルタイムで書いていた、生の声がいきいき残る巡礼記は、こちらからまとめてお読みいただけます。

巡礼情報をお探しの方、サンティアゴ巡礼の持ち物に関する記事は、こちらからまとめてお読みいただけます。

はじめまして!のお客さま、私、たまゆりの自己紹介はこちらからどうぞ。

 

ただいまサイト工事中により、一部リンク切れなどがございます。お探しの記事が見つからない場合は、検索機能をお使いください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です