みなさまこんにちは、少しお久しぶりな投稿になってしまいました。
たまゆりです!
この頃といえば、色んなことがめまぐるしく過ぎていくうちに、あっという間に3月になったなあ、というような印象で。
旅らしい旅に出ているわけではないし、ものすごく大きなイベントがあったわけじゃないのだけれど。仕事をして、ごはんを作って食べて、たまに走って、友達に会って、恋をして…(笑)
ほんとうに「暮らしているなぁ」という感覚の日々だったと、2ヶ月を振り返ってみて思います。
暮らしって、もっと単調でつまらないものだと思い込んでいて、その単調さを私は恐れていたのかも知れないな…とふと思いました。
でもじっさいに暮らしてみると、ただ暮らしているだけなのにそこには日々色んな変化があって、旅している時と変わらないほど、苦い夜も涙が出そうな幸せな瞬間もあって…。
決して単調な日々などではなく、苦しかったこともがんばったことも失敗したことも嬉しかったこともたくさんある、充実したものだったなといえる気がする。
ああ、2019年が終わる時に、私が「知りたい」と熱望してやまなかったのは、きっとこういう暮らしに宿る人生の輝きみたいなものだったのかも知れないなぁ…と、思ってみたりしたのでした。
はいっ(笑)
ところで、この頃、新型コロナウイルスの影響が大きくなってきていますね。
私の身近な方にも、お仕事の面や生活の面で大変な思いをしていらっしゃる方が多く、できるだけ早く、事態が落ち着いてくれることを願うばかりです。
私も、今年の初夏〜夏にかけて、もう一度サンティアゴ巡礼のフランス人の道を歩きに行こうと計画をしていましたが、今回は延期することに決めました。
今後の状況を見ながら、季節を秋に改めるか、あるいは来年以降に改めるか、また考えていきたいなと思っています。
来年2021年は、数年に一度の聖年とよばれる特別な年です。例年よりも大変巡礼者の数が多くなる年だといわれています。
宿がとれなかったり、混雑してしまうかなぁ。だとすると、大変かなぁ。と少し考えあぐねているところですが、まだ時間はありますから、ゆっくりと考えてみようかなと思っています。
最大1年間スペインに滞在できるワーキングホリデービザを利用して、現地でスペイン語を学ぶ時間を取り、カミーノの道上をゆっくりと旅しながら、アルベルゲでのボランティアを経験するという計画も自分の中で持ち上がっています。
私は現在28歳で、ビザの申請は30歳になるまでなので、この機会を活かせるとしたら来年か再来年になります。
これもまた、選択肢のひとつとしてじっくり考えてみようと思います。
それから、もうひとつお伝えしたかったのが、前のブログでもお伝えしていた、マラソン大会のこと。
残念ながら、ウイルスの感染拡大防止のため、大会自体が中止となってしまいました。
しかし、周囲の方が背中を押してくださったこともあり、当日の同じ時間に、場所は違いましたが、同じ距離を同じ制限タイムで、本番と同じ気持ちで走るという挑戦をさせてもらいました。
結果、ムリかもしれないとあきらめかけていた、10km1時間5分という制限より数分タイムを縮めた、1時間0分21秒で走り切ることができました。
自分でも、かなり、びっくりしました(笑)
当日はちょうど別のマラソンイベントが同じ場所で開催されていて、周りに大勢のランナーさんがいらっしゃったことが、大きな刺激になりました。
私の限界はここだ。これ以上は無理だ。だから、やめておこう。
そんなふうに、自信がないことを言い訳にしていた今までの自分が、かっこ悪く思えました。
自分で心から「やりたい」と思った目標に、たどり着ける力があると、ほかの誰でもなく自分自身が信じること。
今回のマラソンでは、勝手に限界を決めていた自分自身よりも、私のことを信じてくれた人がいてくださったから「自分よりも自分を信じてくれる人がいるのに、私はなにやってんだろう?このままじゃいけない」と思うことができました。
けれどもきっと、これから新しいことに挑戦していきたいと思った時、周囲に誰もいないときだって、あるかもしれない。信じてほしかった人に、信じてもらえなくなる時が来るのかもしれない。
そんな時でも、まずは自分自身が、胸に明かりを灯すように、自分を信じられること。
「ごめんなさい」と「ありがとう」と「またね」をちゃんと伝えて、自分が決めた道を信じて進むこと。
そうするために必要なひとつの力を、今回のマラソンを通じて、授かったような気がしています。
少し話は変わりますが。
私の生き方は、自分でも馬鹿だなぁと思うことの連続です。
「そこに小石があるよ、つまづかないようにね」と教えてもらっているのに、わざわざその小石のほうへ吸い込まれていって、思い切り転んでしまうような人間です。
そのたびに、どんどん遠回りして時間もロスするから、なかなか行きたかった場所にはたどり着けなくて。
もうこんな自分は嫌だ、変わりたい、って思っていたんです。
今回のマラソンも、どこかで、そんなおバカで非効率的な自分とお別れして、目的地に向かって、最短距離とはいわないまでも、無駄なくしっかりと歩いて行ける人間になりたいという願いを持って臨んだものでした。
だけど…。
ごめんなさい。
そんな私は、私らしくなかった。馬鹿かもしれないけど、わざわざ教えてもらった小石につまづく、正しいルートを無視して寄り道をする、長い長い道草を食う、それがないとやっぱり、私は私らしくない。
目的地に、目標の時間で、たどり着けること。できるだけ無駄がなく効率的であること。決めた行程を計画に沿って達成すること。それは、生きる上でとても大切な力です。
その力があるから自分の身の安全を守れるし、持っている力を最大限に使える。次に進む正しい方向や距離を測ることができる。人間が生きて成長していくために、誰にとっても多かれ少なかれ、欠くことのできない力なのだと思います。
だけど、無駄が全部なくなっちゃったら、私は楽しくない。それじゃきっと私が私である意味がないって思うんです。
馬鹿なのかもしれないけれど、転ぶからやめなさいと言ってもらったら、一度自分の足でも転んでみたくなる。こっちは大変だったからショートカットしなさいと教えてもらったら、大変だったほうを歩いてみたくなる。
そうしてみて初めて、私は私の言葉で、その道のことを話せるようになるのだと思うから。
人はそれぞれ、生まれ持った役割のような、才能があるんだって私は信じています。
だとすれば、私に与えられたのは、寄り道こそ楽しむ力、そこで見つけたものの美しさを伝えていく力なんじゃないかって、思うんです。まだ、うまくいえませんが。
効率は悪いかもしれない。無駄が多いし失敗もするし不安定かもしれない。
私のことを想って助けてくださった人にとってみたら、ものすごく失礼なことなのかもしれない。
それでも、私はやっぱり寄り道がしたいです。どうしてもしたい。馬鹿だといわれてもしたい。
逆説的かもしれないんですけど、今後も私が少しでも効率性を身につけるよう取り組んでいくとしたら、それは「思い切り道草をするため」なのかもしれません。無駄なことをするために、無駄を省くっ!ワケワカランっ!笑
…そんなことを、思っていた、今日この頃でございました。
なんだかぜんぜんまとまっていなくてごめんなさいっ。
それでね、今月の後半に、4日間仕事のお休みをいただけるところがあるので、旅に出てこようと計画しています。
迷ったのだけど…行き先は「しまなみ海道」にしてみようかなって。
サイクリングの聖地として知られる、四国の愛媛県今治市と本州の広島県尾道市を結ぶ道。瀬戸内海に点在する島々が橋でつながっていて、海の上と島の上を縫うように70kmほどのサイクリングロードが伸びています。
しまなみ海道は、自転車で通るのが一般的ではあるのですが、歩いて旅をすることもできます。
愛媛の今治をスタートして、初日は15kmほど、以降は25km、30km程度をそれぞれ歩いて3日間で広島の尾道へ到着する予定。
調べてみると途中の島々には民宿やゲストハウス、道の駅やコンビニも点在していて、比較的旅のしやすいルートなのではないかと思っています。
本当は、熊野古道の小辺路を高野山から本宮まで歩こうかと迷っていたのですが…日程と日の長さのことを考えると、どうしても「寄り道、道草」が許されない行程になってしまいます。
今の自分にとって必要なのは、ぞんぶんに道草を食おう!と決めて行ける旅なのではないかと思い、そうしてみることにしました。
実は、一昨年にも一度しまなみ海道への旅を計画していたのですが、台風の影響で中止になってしまっていたんです。
実行できるとよいのですが。
そんなこんなで、長くなってしまいましたが、近況のご報告でした。
あわせて、お伝えしたいうれしいニュースもあるので、それはまた別の記事で追ってお伝えしたいと思います。
それでは…ここまでお読みくださりありがとうございました!
たまゆりでした。
スペイン行き、すごくいいと思います!
どの都市も魅力満載ですよ!
きっと、イタリアとは違う魅力を見つけてもらえると思います。羨ましい限りです♬
しまなみ街道もいいですねー。
私もまだ行ったことがないので、また報告を楽しみにさせてください!
キロ6分で走れる走力を持っているからフルマラソンも大丈夫いけるよ。外を走るということは気分転換できるし感情をコントロールするのにとても良いルーティーンですね。
しまなみ海道、爽快ですね!オートバイで走ったことがあるけれど君のいうとおり自転車や歩きのほうが楽しいと思う。
コロナウイルスで今年海外へ行くのは私もあきらめました。メキシコかイタリアに行きたかったけれど。
カミーノは来年ヤコブ年なんですね。今年の分もありとても混み合うでしょうねえ。