みなさん、こんにちは!
お久しぶりです、たまゆりです。
前回の記事からかなり間が空いてしまい、すっかり年も明けてしまいました…!
改めまして、たまゆりブログを見てくださっているみなさま、あけましておめでとうございます。
本当は、年末までに2016年のことを振り返ることができたら、と思っていたのですが…たくさんのことがあったこの一年のことを、どう書けばいいのかもわからなくて、ぜんぜんまだまだ消化しきれていなことばかりで、結局、何を書こう、どうやって書こう…と考えているうちにこんなにも遅くなっちゃいました!
結局、こうした今も、2016年にあったたくさんの大きな出来事のことは、これだ!って書けるほどに消化しきれていません。
でも今日、私事ながら25歳の誕生日を迎えて、今なら書ける!という気がしたので、このブログを開きました。
今考えている率直なことを書きたいと思います。
* * *
「いつも同じ場所に戻ってきちゃう。」
落ち込んでつまづく度に全然前に進んでいないような、なにも変われていないような気がするけど、ちがうんだよね、ぜったい。
一年前の私と比べて、今の私が持っているもの。たくさんあるよ。
スペインの地を800km歩けたという、成功体験。
それから、そこでたくさんの人に出会ったこと。
前は、一人で海外に行くのもためらっていたし、自分は英語は話せないものだと思い込んでいた。でも、話せるようになった。
それから、友達がいる。大切な人ができた。
家族の問題が、ちょっとだけよくなった。
車を手放せた。携帯電話も手放せた。
ブログを書いてる。やめずに、更新滞ることいっぱいあるけど、書いてる。まだ書きたい、ずっと書きたいと思えている。続けていけそうなことがある。
じぶんのやりたいことが、すこしわかってきた。
自分と社会との折り合いのつけ方も、ほんとにすこしずつだけど、わかってきた。
やっぱり、だけど一番は、友達がたくさんできたこと。
友達がいる、ということ。
一年前の自分と、今の自分のちがうところ。
べつに頻繁に会うわけでも連絡をとりあうわけでもないけど、
自分が、尊敬していて、助けてもらえて、時には相手を助けてあげられるような、友達が、今いる。
私がこうしてブログに書く色んなことを笑わないで見てくれて、好きと言ってくれる人がいる。見つけてくれる人がいる。読み続けてくれる人がいる。
めっちゃうれしいことだな、それって。
だって、一年前の私は、友達がいないって思っていた。
あるいは、もっと長い間、もしかしたら今までずっと、自分には心からの友達なんて一生できないんではないかと思っていたんだ。
でもそれはぜんぜんちがっていて、今は大好きな人が、この世界にたくさんいる。
大好きな土地や場所も、たくさんある。
だから大丈夫だな、生きていけるんじゃないかな、って思うことが多くなった。
ずっとダメなところばかりの自分がいやで、ぜんぜんしっかりできなくて、何かをやり遂げることも責任を果たすようなこともできなくて、逃げてばっかりのこんな自分はこの世界では生きていけないって言い続けてあきらめていた私が、だけどどうにかなるかもしれないって思えた。
すごい一年だったな、と改めて思う。
12月31日というほんとの(?)年の瀬には間に合わなかったけど、いまふりかえると本当にそう思う。すごい一年だった。
この先も、もっといろんな人に出会いたくて、そして今まで出会ってきた大好きな人たちから離れないように、もっとそちらに近づけるように、歩いていきたいなと思います。
そして、そのためには、自立をしなくてはいけないと思う。
それが、私が前に進むために、次に片付けるべき「がらくた」なのだと思います。
その方法は、まだよくわからない。
ただ、やりたいことははっきりしている。「自立したい」
そして、その先にある、自分ができることに向かっていきたい。
*
「いつも同じ場所に戻ってきちゃう。」
それは落ち込む度に考えてしまうことだけれど、そう見えても、そう思えても、そうじゃない。
ちゃんと、自分の歩いた後ろに長い長いしっぽのように物語がつづいてて、その本は前よりもずっとページが増えて彩りも増えていて、きっとそのぶんだけ前に進んでいる。
そして私はこれからもその物語のために歩いて、生きるんだと思う。
それがどんなに不毛で、意味のないことに思える時があるとしても。
その度に、同じことを、さらに強く確認することになるのだろうな。
スペインを歩いた巡礼の道でも「800km先のゴールに着きたい」というより「1日1日美しい景色や人との出会いをみつけていく」ということを積み重ねて、サンティアゴデコンポステーラに到着していたように。
ゴールを目指さなくてもいい。どこかへたどり着かなければと言い聞かせなくてもいい。
ただ、1日1日、悲しくても辛くてもあるいは幸せでも、そこへ何かの色を付けるために、そしてそれを積み重ねるために、生きる。
それは時には苦しい場面も伴って、生きづらいと感じることばかりかもしれないけれど、それでもそうやって生きて行くしかないのだと思います。
そしたらそのうち、どっかに着いてるかもしれない。
* * *
相変わらず、前に進んだと思ったらつまづいて、落ち込んだり立ち止まったり、ひとやすみしてばかりだけど。
でもそこから立ち上がる度に確認するのは「自分は自分でしかなくて、他の生き方はできないんだ」ということです。
ありのままの自分で、ちゃんと世界に出て生きて行くための方法を、自立ができる方法を、探す年にできればと思います。
そしてこれからも、このブログを、自分に無理のないかたちで、ありのままを書きながら続けていこうと思っています。
ここは私にとってある意味お寺や神社や教会みたいなものかもしれません。ここではなんだか嘘はつけない。このブログを懺悔をしたり誓いを立てる場所だなんて言ったら大げさかもしれないけど。だとすると、読んでくださる皆様が見守ってくださる神様のようなものです。
これからも、ダメなところやしょうもないところを、ブログの読者さま含め、周りの人たちにお見せしてしまうと思います。
それでも、愛想をつかさないで見てくださる人がいて、何かを受け取ってくださる方がいれば、これほど嬉しいことはありません。
どうぞ、2017年も、たまゆりにお付き合いくださればうれしいです。
それでは、おやすみなさい!
たまゆりでした。
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たまゆりさん、はじめまして。
カミーノ&熊野古道のブログ、懐かしく読ませてもらいました。
私は2011から単独であちこち違うカミーノを歩いてきました年増の山ガールです。
フランス人の道(SJPP〜Santiago~Muxia)
アラゴンの道(Somport~Bilbao)
プリミティーボの道(Oviedo~Santiago〜Muxia)
ルピュイの道(Le Puy~Pamplona)
北の道(Irun~Santiago)
ちょうど2年前(2015-5-23から約1ヶ月)に北の道を歩いてきました。
たまゆりさんが今春に北の道を歩かれるとの事、何かお役にたてることあればお教えしますよ。
ガイドブックもスペイン語なら大変でしょう。
(スペイン語OKですよ)
年によって気候は違いますが、2015北の道は昼間でも長袖を着ていたので夜は寒いですよ。
巡礼者の数もフランス人の道よりは遥かに少ないですが結構な人数(全般的ドイツ人、後半スペイン人多し)ですしalbergueも限られているうえPrivateは予約可能なので競走はあります。
Bilbao,Santnder,Gijon大都市周辺は辛くてつまらないのでバスで郊外までスキップする巡礼者も多いですよ。
ドイツ語のガイドブックにはスキップするべしとのアドバイスあるようで…どうりで急にドイツ人がいなくなった訳だ。
テントとは凄いチャレンジですね、気をつけてください。
十分ご承知でしょうが、年々とカミーノも物騒になってきているようです。
アスファルトも多く長いうえにバルも少ないので辛いですが海を眺めながら、浜辺を歩きながらのカミーノは印象的ですよ!
個人的には緑が好きなのでRebadeoから内陸部に入つてからが好きですが…「もう嫌だー」と言うスペイン人の声も聞こえてきましたが(笑)
このメールが出発の前にチェックしていただければいいなあ。
楽しい旅になりますようにお祈りしています。
気をつけて!
PS:私は今秋か来春にアルルからの道を歩く予定です。