みなさん、こんにちは!たまゆりです。
出発までいよいよあと2日!!
ということで、本来出発2日前に調べることか!?というのは置いといて(笑)今回はとっても大事なマメ対策のお話!
きたねえ足ですみません。いちおう美白加工しておきました。
たかがマメ、されどマメ。甘く見ていると巡礼の命取りに!
つい数週間前に熊野古道を歩いた時、たった2日間でしたが、左足の小指が「マメになりかけ」ました。少し腫れていて、歩くと軽く痛むなぁという感じ。
その時は、トレッキング用の半年以上履き慣らした、これ以上私の足に合っているものはない!という靴を履いていましたが、それでも痛くなりました。
熊野古道歩きはたったの2日間だったのですぐに皮膚が硬くなり治っていきましたが、40日間ほぼ毎日歩き続けることになるカミーノ・デ・サンティアゴの道の上ではそうはいきません。
たかがマメ、されどマメ。
万が一マメができたままで歩き続けて悪化し、皮が剥けてしまったら…。
実際、体は健康なのに、マメができた足の裏が痛いというだけで歩けなくなってしまったり、足裏をかばったために不自然な歩き方になり、ヒザなどを痛めて何日も足止めを食らってしまうケースも少なくないとのこと。
ということで、マメに対して知識ゼロだった私が、インターネット上の様々なサイトで勉強させていただいたことを、自分用にまとめてみたいと思います。ご参考にどうぞ。
そもそもマメってどうしてできるの?
マメとは、ざっくり言うと足の表面の「表皮」とその下の「真皮」、ふだんはぴったりくっついているはずのこの二つの間に、摩擦によって隙間ができ、真皮から漏れ出した体液が溜まってしまうためにできるもの。 だそうです。
それを踏まえて、まずは予防策から。
その1:歩き始める前にやっておくこと
摩擦を減らすためワセリンを塗っておく
マメができる原因は「摩擦」。
この摩擦を防ぐために、自分に合った靴・靴下を履く、ということがまずは第一です。しかし、足に合った靴を履いていても、(私のように)もちろん完全にマメが防げるわけではないようです。
そこで、この摩擦を和らげるために有効なのが、あらかじめ足にワセリンやクリームなどの潤滑油となるものを塗っておくこと。
私の場合はワセリンですが、薬局に行けばマメ予防専用のクリームなども取り扱っているとのこと。
(ワセリンは顔や唇、手、なんなら髪の毛などの保湿にも使えて一石三鳥なので私はワセリンを持って行きます。薬局で500円くらいで、たっぷり入っているのでぜんぜんなくなりません)
その2:マメができる前に。歩いている時に気をつけること
「摩擦」のほかにもうひとつ防がなければならないものがあります。それは「湿気」!
マメができる前にこまめに足を乾燥させる
真皮を保護している表皮は、湿気によってふやけている時が一番もろくなり、剥がれやすくなります。
たしかに思い返してみても、熊野古道歩きの時にマメができはじめたのは、峠越えの暑さにより、靴の中が汗で蒸れていた時だったような気がします。
この「蒸れ」を防ぐために有効なのは、とにかく足の皮をふやけさせないように努めること。
地図や本を見ると、カミーノ・デ・サンティアゴの道の上には、上の写真のような雰囲気の水場がちょいちょいとあります。
こういった水場を見つけたら靴を脱ぎ、足を冷たい水にさらして洗い、きれいにすること。そしてしっかりと乾かすこと。靴下も乾かし、ひどく濡れていたら交換すること。靴も日向に置いて湿気を逃がす。
また、水場でないところでも、休憩中や、少しでも足に違和感があれば、とりあえず靴と靴下を脱いで一旦足を乾かしてやるのが有効です。
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私は巡礼の荷物にこういったメイク落としシートを入れていますが、これをウェットティッシュ代わりに使って足を拭くのもよさそうです。もしくは、タオルに飲み水を含ませて拭いたり。
とにかく、歩いている間は「足の皮をふやけさせない」!!これを肝に銘じておくことが大事ですね。
経験から言って,1つマメができてしまうと無意識のうちにかばってしまうので,2つめを防ぐことは難しいと思います。とにかく1つめを全力で防ぐことが大事です。
– 歩き旅.com様より引用
マメができてしまったら…ではなく、とにかく1つ目のマメを防ぐ!この考えが重要のようです。
その3:それでもマメができてしまったら
「摩擦」と「湿気」。これらのことに気をつけていても、どうしてもマメができてしまうことがあると思います。特に雨の日なんかは、足の湿気を防ぐのも至難の技でしょうしね。
マメができてしまったら、とにかく水を抜こう
そこで覚えておきたいのは、マメができてしまった時の対処法です。
マメができて、水が溜まり始めてしまっているときは、とにかく早いうちに中の水を抜くことが大事。
針や安全ピンの先などを消毒し、マメに穴を開けます。
この時に大切なのは「できるだけ表皮を傷つけないこと」。もしも表皮が剥がれて真皮がむき出しになると、痛くて歩けなくなってしまいます。
そのため、マメの一番膨らんでいる部分ではなく、円周の部分に3つほど穴を開け、ガーゼやティッシュペーパーで水分を完全に吸い取ります。
そしてその後、患部にバンドエイドを貼ります。
このとき「角度を変えて2枚重ね貼り」が有効なようです。というのも、バンドエイドの厚みにより、歩いている間にマメ部分に適度な圧力がかかり、水が再び溜まってしまうのを防ぐ効果があります。
そしてその治療の後は、しばらく足を高い位置にして休憩します。これは、足のむくみを少しでも和らげるため。
そして、靴を履き直す時は、しっかりとかかとに合わせてつま先にできるだけスペースを空けて、紐を締め直します。
そしてその後は、とにかく無理をしないでゆっくりとしたペースで歩くこと。
ここで急いでマメを悪化させ、翌日歩けなくなってしまったら元も子もありません。
その4:マメが破れてしまったら
あいてて!痛い!想像するだけで痛い!
表皮が剥がれ、真皮がむき出しになってしまった状態。
もしも表皮がかろうじてくっついていたら、上記のように清潔にしてバンドエイド2枚貼りでどうにか歩き続けることができるかもしれません。
が、表皮の部分が完全に剥がれて、どっかいっちゃってた場合。これはもう、どうしようもないようです。
真皮がむき出しになった状態では、たとえガーゼやバンドエイドで保護していても激しい痛みがあり、歩くのがつらくなってしまいます。
マメが破れたら、おとなしく休む
そして、最初に書いたように、破れて痛いマメをかばって歩き続けようとすると、不自然な歩き方をして他の部分にマメができてしまったり、足首や膝などの関節を痛めてしまったり。下手をすると、とりかえしのつかないことになってしまいます。
こうなってしまった場合は、観念して、表皮が再生するまで長くて約1週間、休まなければなりません。
なるべく早く組織が再生するよう、たんぱく質やビタミンをたくさんとって清潔にして、よく眠ること。これしかないみたい。
そうならないためにも、とにかく常に、自分の足の状態をわかっておくこと。少しでも怪しいと思ったら、靴を脱いで様子を見て、適切な対処を行うこと。
以上がマメの対処法でした。
まとめてみた感想
まず驚きました。私「マメ」というものを完全に甘く見ていました。(出発2日前にこれを書いている時点でお察しである)
マメのせいで、最悪歩けなくなって一週間も足止めされることがあるとは…。
本当に調べておいてよかった…。(美白加工済み)
マメもまぁ怖いけど、ヒザ痛めたりするのも怖いよなぁ〜と思っていました。漠然と。しかし、足の裏にマメができたり、できかけたりすることで不自然な歩き方になり、その結果ヒザに負担がかかってしまう…。考えもつかなかったことでした。
マメは一週間で治っても、マメをかばったせいで関節を痛めたら巡礼そのものを中断せざるを得なくなるかも…と思うと、本当に知っておいてよかった情報でした。
とにかく、サンティアゴ巡礼中に大切なのは、休憩時にはめんどくさがらずにこまめに靴を脱ぐこと。水場があれば洗うこと。さっぱりして歩く気分もよくなりそうです。
そして、とにかく足裏の状態に気を配ること。違和感を覚えたらすぐに対処すること。
マメ対策はスピードが命!ですね。
参考にさせていただいたサイト様
これらのサイト様がなければ、おそらく私はマメの痛みで一週間宿に沈んでいたでしょう。筆者の方はなんて親切なのだろう。わかりやすい情報をいただき本当にありがとうございます。
今回この記事で紹介した以外にも、とても詳しく役立つ情報が満載ですので、出発前に一度目を通されておくと良いかと思います。
みなさんの巡礼がよきものとなりますように。
さて、出発まであと2日!
てんやわんやしておりますが、無事出発できるよう、がんばって準備してきます。
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豆は火傷です、摩擦熱に皮膚が耐えかねて出来たものですので極力摩擦しにくい靴下を履きましょうね、お勧めはイングリッシュウール(毛質が硬い)です、メリノウールは温かいですが毛質が柔らかいのでお勧めできません。20キロ以上歩く時は何時も愛用してます、新品はクッションも有り足への負担が軽減されます、日本製で1500円程でAmazonでも手に入ります(販売者は東京早稲田弦巻の記憶)、生乾きでもあまり気になりませんが、バックに吊り下げて歩けば結構乾きます。