みなさんこんにちは、たまゆりです!
今日は、おとといまで書いていたこちらの記事のつづきということで、サンティアゴ巡礼での服装について、それぞれのアイテムを詳しく掘り下げて書いていきたいと思います。
ちなみに、一番最初に書いたシャワー道具・洗面用具やスキンケアなどについての記事はこちら。
まず、基本的な服装の全体図から
前の記事でもざっくりと解説したように、私の場合、サンティアゴ巡礼道を歩いている時の服装は、ほぼ登山用品を使っていました。
全体的に軽く、速乾性や通気性があるなど高機能で、比較的快適に歩くことができたと思っています。
それでは、今日はこの中から、私が巡礼道上で常に羽織っていた「モンベル・ストームクルーザージャケット」について、レビュー形式で詳しく説明していきますね。
モンベル・ストームクルーザージャケットの良い点
こちらで私が着ている、登山用品専門モンベル社の「ストームクルーザー」というジャケットです。歩いてないけど!バルでビール飲んでるけどこれ!笑
(モンベル)mont-bell ストームクルーザージャケット Women’s 1128258 TQ/TB ターコイズ/ダーク M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: ウェア&シューズ
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日焼け防止の普段着はもちろん、防寒着・レインウェアの三役を果たしてくれる
私がこのジャケットを選んだ理由は「日焼け防止の普段着」「ウインドブレーカー・防寒着」「レインウェア」の役割を一つで三役果たしてくれるから。
普段着として、歩く間ほぼいつも着用できる
私は基本的に巡礼中、歩いている間はずっとこのジャケットを着用していました。
このジャケットは登山用のものなので、ざっくり言うと「濡れないけど内側からの湿気は通す」ゴアテックスという素材を使っています。
スペインは空気がカラッとしていることもあり、晴れている時でも蒸れないので、日焼け防止の意味でもこれを着ていることが多かったです。湿気が多かったガリシア地方を除いて、ほぼいつも着ていました。
暑そうに見えるけど、湿気を通すので意外と暑くならない。それどころか、日光を遮ってくれるので、逆に体感温度は低いくらいかもしれません。
歩く時のウインドブレーカー・朝晩の防寒着として使える
私が今回歩いたサンティアゴ巡礼道・フランス人の道は、とても高低差があり、特に初日に高低差1200m近くのピレネー山脈を超えなくてはなりません。
地上は暑くても、標高1500m付近はだいぶ気温が低く、風も強く、このジャケットはウインドブレーカーとして大いに役立ってくれました。
初日のピレネー越えめっちゃ寒かった。5月でしたが、頂上付近はところどころ雪が残っていました。
また、昼間と朝晩の気温差が激しいスペインの地では、夜明け後すぐに歩き出すときにも寒さをカバーするのに役立ってくれ、大変重宝していました。
カミーノ上を歩いている時はあんなに太陽がぎらぎらして暑いのに、建物の中に入ると一気に空気がひんやりするんですよね。夕方になってくると、もはや寒い。
シャワーの後薄着でいると肌寒くてけっこうくしゃみが出るので、風邪をひかないようにとアルベルゲの中でも防寒のために重宝しました。
雨が降ってもそのまま着てればいい
これもかなり便利な点でした。このジャケットは、そもそも登山用の「レインウェア」として使われるものです。なので、当然雨を防いでくれます。
基本的にカミーノの上を歩いている時はこのジャケットを着て歩いていたので、急に雨が降ってきても慌てる必要がありませんでした。
雨が降ってきたらこうしてフードをかぶれば、そのまんま雨合羽として使うことができます。
ただ、カバーできるのは上半身だけなので、雨脚が強くなってきたら、同じストームクルーザーシリーズのズボンを履かなくてはいけません。これはちょっと不便でした。
このことについては後ほど「悪い点」で書きますね。
季節の関係ももちろんあるのでしょうが、サンティアゴ巡礼道・フランス人の道上は、けっこうお天気の変化が激しかったです。
朝きれいに晴れていたかと思えば、急に向こうの空から暗い雲がやってきて大雨に降られたり、かと思えば一瞬で止んで、さっきまでの天気が嘘だったかのようにからりと爽やかに晴れてきたり。
巡礼中盤、パンプローナという街の手前で土砂降りの雨に降られた日のことをよく覚えています。当時の日記。
なので、そういった急な天気の変化に対応出来るという点でとても便利でした。
雨が去った後は、パッパッと水を払えばすぐに乾くのもいいですね。
とにかく軽量・コンパクト
もう一点、このストームクルザージャケットのいい点は「軽い」ということです。
このブログでも再三お伝えしている通り、サンティアゴ巡礼を歩くにあたって、一番大事な課題と言っても過言ではないもの。それは「荷物の重さ」です。
わたしの師匠(一回会っただけなのに勝手にそう呼ぶ)である、登山用品ショップ駅前アルプスの大和さんはこう言いました。
「荷物は10kg以内にしなさい。10kgを越えると、一気に背負うのがつらくなるわよ。」
「9kg台に抑えられたら上出来、8kgに収まったら最高ね。もうずっと鼻歌歌って歩けるわ。」
このジャケットは、同じく荷物の重量との戦いである登山用に作られているため、とにかく「軽さ」に重きを置いて設計されています。
その重さ、255g。これで防寒着とレインウェアの二役を果たすことを考えると、とっても嬉しい軽さです。
使わない時には小さく収納できるのも、かさばらないので魅力的でした。
モンベル・ストームクルーザージャケットの悪かった点
これだけお世話になっているので、ほぼない!と言いたいところですが、2点だけあります。
悪かった点1:フードが浅いので顔が濡れる
そんなに雨脚が強くなければまったく問題なかったのですが、横殴りの大雨に遭遇した時に感じたことです。
雨脚が強いと、顔にも雨がバシバシ当たってきます。
なんども見苦しいお写真を出してスミマセン!笑
ご覧の通り、顔はおもいきり出てしまっているので、雨が避けられず目を開けていられなくて、結果手でフードをひっぱって持つことになり、袖口から雨が侵入し右手がベタベタに濡れてしまいました。
もう少し、フードの前部分が長めに設計されていればいいのにな、と思います。
この解決方法として「撥水性のある帽子を買う」ことがあると思います。私が今回使っていたのは普通に化学繊維製の水をはじかないものだったので、雨の時には使えませんでした。
次回歩く時にもしも余裕があれば、ジャケットと同じゴアテックス素材の帽子を持って行きたいなぁと思っています。
(モンベル)mont-bell GORE-TEX メドーハット Women’s 1128511 DKFS ダークフューシャ M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: ウェア&シューズ
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悪かった点2:ズボンを履くのが非常にめんどくさい
小雨の時ならさほど気にならないのですが、大雨が降ってくると、さすがに上半身のカバーだけでは足りません。
なので、ジャケットと同じシリーズの、こちらのストームクルーザーパンツを履くことになるのですが…これがとにかくめんどくさい!
(モンベル)mont-bell ストームクルーザーパンツ Women’s 1128261 シャドウ MS
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: ウェア&シューズ
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急に雨脚が強くなってきた場合、濡れないように素早く雨具を身につけたい。
しかし、このズボンは、トレッキングシューズを履いている状態で履かなくてはいけないため、なかなか足がはまらなくってかなりやりづらい。
裾の方にはスリットのように開けるジッパーが付いているとはいえ、雨にびしゃびしゃ降られながら急いでそれを開けて履くのは正直かなり大変でした。
だから次回からは、このストームクルーザーパンツはやめて、レインポンチョをひとつ持って行くのもありだなぁと思っています。安いしね。
いかがだったでしょうか
なんか、私、ストームクルーザーの回し者みたいになっちゃってますが(笑)
最後に紹介した2点のデメリットを加味しても、やっぱりこのストームクルーザージャケットは、私のサンティアゴ巡礼においてベスト賞を贈ってもいいくらいの働きをしてくれたと思います。
高価ではあるのですが、下手なものを買うよりよっぽど長持ちするし、なんなら日本にいる時の日常生活にだって使えます。コンパクトに持ち歩けるしね。
私は、まず色や質感、着心地を確かめたかったので、登山用品店に行って実物を確かめた後、アマゾンのアウトレット品を安く買いました(笑)
(モンベル)mont-bell ストームクルーザージャケット Women’s 1128258 TQ/TB ターコイズ/ダーク M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: ウェア&シューズ
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(モンベル)mont-bell ストームクルーザー ジャケット Men’s 1128256 FOGD フラッシュオレンジ/ダーク S
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: ウェア&シューズ
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店頭だと19,800円で売ってたのが、4,000円くらいオフになったていたので、ネットで買ってかなりよかったなと思います。
うおお!ジャケット一枚で記事がこんなに長くなってしまった…!!
次回は、ジャケットの下に来ていた、同じく私の大のお気に入り・最高の相棒であった肌着、モンベルジオラインについて書こうかなと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
たまゆりでしたーー!!
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