20代の人生の悩み

花や緑が豊かな国は、そこに生きる人の心も豊かだなぁ。

みなさんこんにちは、たまゆりです!

あまり「カチッ」とした(いや、してない?)サンティアゴ巡礼のノウハウ!みたいな記事ばかり書いていると、なんだかむずむずしてきてしまいます(笑)

なので今日は閑話休題!ということで、近況も含め、少しのんびりした記事を書こうと思います。

珍スポなだけじゃなかった、地元の桃太郎神社

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今朝は、少し早起きをして、近所の桃太郎神社に行ってきました。この神社は、パブレスト百万ドルと並んで犬山指折りの(?)知る人ぞ知る珍スポット。

鳥居の前では、すっぽんぽんの桃太郎が桃からいきおいよく飛び出しています。

近くに住んでいながら今まで全然気がつかなかったのですが、この桃太郎神社は、造形師・浅野祥雲さんの作品である個性的な桃太郎たちの像だけでなく、とってもお花が綺麗な場所だったのです。

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朝早かったので誰かに尋ねることはできませんでしたが、どうやら、近くに住んでいる方がお手入れをしていらっしゃる様子。

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荒れているというふうでもなく、かといって小綺麗に整えられているわけでもないのですが、素朴でのびのびとした生命力にあふれた木や花、植物がいっぱい。

育てている方の人柄が伝わってくるような、元気いっぱいのお花たちでした。

花が美しく咲いている場所は、人の心がこもっている

いろんなお寺や神社を訪問していると思うのですが、境内にいるときに「素敵だなぁ、居心地がいいなぁ」と思うところは、そこにある植物がのびのびとして手入れされている場所が多い気がします。

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前にもこの記事でも書いたのですが、そういう場所に来ると、必ずこのことを思い出します。

「自分自身が満たされて初めて、他の生き物に目を向けることができる」

これは、よしもとばななさんの「虹」や「みどりのゆび」という短編小説を読んで少しずつわかったことですが、本当にその通りだと思っています。

そこで暮らす人の心が豊かなら、自然とそこにある人、植物、動物も、いきいきとしてくる。

– 私の人生を救った本「星の巡礼」-サンティアゴ巡礼の本その1 より

スペインの豊かな花と緑

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グラナダ・アルハンブラ宮殿の庭に咲いていた色とりどりのすみれ。

そういえば、サンティアゴ巡礼を始める前に兄とともに訪れた、グラナダのアルハンブラ宮殿やコルドバのパティアオ祭りでも同じことを感じていました。

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コルドバのパティオ祭りの最中にお邪魔した、とあるお家の中庭。

アルハンブラ宮殿のお庭の花や木も、コルドバのパティオの花たちも、みんな愛と手間をかけられて、とても楽しげに、幸せそうに咲いているように見えた。

春から初夏にかけて、という季節柄もあったのでしょうが、スペインというところは、サンティアゴ巡礼道の上でも、そうでない場所でも、どこにいても、とてもお花と緑が豊かな国だったように思います。

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アルハンブラ宮殿を見下ろすグラナダの丘に、見渡す限り咲いていたカモミールの花。

花や緑が豊かな国は、そこに生きる人の心も豊か

そしてその花や緑の豊かさのイメージは、そのままスペインの人々の心の豊かさにも、自然と通じている気がするのです。

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こちらはサンティアゴ巡礼で出会った、兄弟で寄付制のアルベルゲを営む、大好きなオスピタレロさん。笑顔が本当にまぶしくてやさしくてあったかくて、素敵。

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「自分自身が満たされて初めて、他の生き物に目を向けることができる」。

その「生き物」とは、他人であったり、あるいは草木であったり、花であったり、動物であったりします。

スペインを旅する間に出会ったり、すれ違ったりした人たちは、そんな「他者」への愛を自然に毎日あげながら生きているなぁという印象でした。

日本だって、本当はみんな優しいはずなのに

今日、夜のニュース番組で「マタニティマーク」をめぐる問題が取り扱われていて、驚くと同時に、少し悲しい気持ちになりました。

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電車で目の前に立っているのが妊婦さんだとわかっていても、席を譲ることができない。それは、なによりもその人自身が疲れていて、目の前の人に優しさをあげる余裕すらないからだと思うのです。

誰だって、もしも自分が疲れていなくて元気いっぱいで心が満たされていたのなら、大事な新しい命をおなかに抱えた妊婦さんに、安全な席に座ってほしいと思うはずです。

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サンティアゴ巡礼道・パンプローナ付近の麦畑に咲いた菜の花。

わからないけど、ほんとのほんとはそうしたくない人なんていないと、私は思います。優しくない人なんていない。

本当はみんな優しいはずなのに、優しくしたいのに。目の前の人を無視したり、あるいは傷つけたり、悪態ついたり、舌打ちしたり、そんなことはしたくないはずなのに。

それができなくなってしまった今の、自分の心を満たすことを許されないような日本の(一部の)社会は、とても悲しい、と思います。

等身大でできることをしたい

そんな世界に、社会に生きながら、自分にできることはなんだろうな、と考えます。

以前の私は、そんな大きな社会全体の流れを変えられるはずがない、って思っていました。

だけど、今はそうは思わなくなった。

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「サンティアゴ巡礼に行く」という決意を通して出会った、たくさんの、同じことを考えている人たちがいる。それぞれのやり方で行動を起こしている人たちがいる。

そして、今の私は、このささやかだけれどいろんな人が読んでくれている「ブログ」という大事な場所を持っている。

だから、私は今の私が等身大でできることを、小さなことでも、目の前のことでも、どんどんやっていこう、って思います。

たとえば世界全部を変えることはできなくても、出会ってくれた人、目の前にいる人、このブログを見つけてくれた人、その人たちを幸せにしてゆきたい。ちょっとでも。

そしてきっと、今の私ができる方法は「書くこと」なのだと思います。

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拙いけれど、失敗もするし何度も迷いもするけれど、たまにだめになっちゃうこともあるけれど、これからも私は発信していくことを続けたいなと思います。

たぶんきっとそれは、カミーノの上で、ただただ目の前の黄色い矢印を追いかけて歩いていたように。これからも、目の前の心の矢印に従って歩いていく。

そしてこれからも、このブログをお読みくださる方がいらっしゃるなら、本当にそれは心から嬉しいことです。

さて、長くなってきちゃいましたね!そろそろ終わりにしますね!笑

久しぶりにこういう気持ちを文字にしてみて、なんだかものすごく、楽しんで書くことができました。

調子が悪い時、もやもやしているとき、つい書けなくなってしまうけれど、これからも自分の心で考えていることのアウトプットを続けていきたいな。

【お知らせ】

8/7(日)に、京都でカミーノのこんなイベントをやります!!

いよいよ今週末!まだまだ参加される方を募集していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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今日も長い文章になってしまいました。この記事をお読みくださったみなさま、いつもこのブログを読んでくださっているみなさま、本当にありがとうございます。

それではおやすみなさい、たまゆりでしたー!

私がサンティアゴ巡礼道を通して得た、生きるってどういうことかについての気づきや、幸せがどんなものかについての発見を書いた記事は、こちらのカテゴリをご覧ください。

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