みなさんこんばんは、たまゆりです。
今日はついに巡礼のスタート地であるサンジャンピエドポーに到着。今日が巡礼の0日目!
ということで、ちゃんとしたブログにはなりませんが、今日からは日記形式で記事をアップしていきたいと思います。
5/9
バイヨンヌのホテルで朝9時半起床。
パリからバイヨンヌの電車の電気系統トラブルで到着が遅れて、ホテルに着いたのは8時過ぎ。
今にも雨が降りそうな天気で、しかもホテルが薄暗くて、遅めチェックインのために誰にも会わなかったもんだからかなり不気味だった!街にももう誰もいなくて、幽霊の街にでも来てしまったかと思った!笑
でも朝起きてみると、バイヨンヌは小ぢんまりとしてゆったりとした雰囲気のとってもいいところ。
街には川が流れていて、河口が近いからか川幅が広くて良い雰囲気。
カテドラルも見学。ステンドグラスがとても美しい教会だった。私はクリスチャンではないからお祈りの仕方は分からないのだけれど、ここへ導いて下さってありがとう、というお礼のつもりで挨拶。
バイヨンヌの街中のモノブリクスというスーパーで色々食料を買った(ドライフルーツやドライソーセージ、BiOのシャンプー、マルセイユせっけん、今日のお昼のお弁当)。約11ユーロ。
トマトとかズッキーニとか生ハムとかモッツァレラとかパスタとかサラダとかオリーブとか、いろいろ入ってた!味は…うーん???笑
しばらく街のベンチで休んでから、14:55発のサンジャンピエドポー行き電車に乗りました。
駅のホームはバックパックを持ったり杖を持ったりした巡礼者らしき人でいっぱい!
たまたま隣り合わせ、自然と目が合ったすてきなご夫婦、オーストラリアから来たノエルとデニス。
ほんとうに穏やかで優しいふたりとお話ししながら電車を待って、一緒に乗り込んだ。
そして電車でウトウトしていたら、いつのまにか15:50頃サンジャンピエドポーに到着!
まずは巡礼事務所へ行き巡礼手帳を発行してもらいました。2ユーロ。
とても優しげなおじいちゃまでした。名前、住所、巡礼を始める日付を書くと、一番最初のスタンプをくれた。
そしてノエルとデニスと一緒に公営アルベルゲへ。まだベッドの空きはあったけれど、夕方には埋まっていたみたい。10ユーロで朝食込み。
部屋は幾つかあったけれど、私はサロンのすぐ隣に案内された。14つあるうちの上段のベッドに着いたら、バックパックを置いてmaps.me(オフラインで使える地図アプリ)の情報を頼りにスーパーへ。
城壁内にも小さなスーパーがあったけれど、少し足を伸ばして遠くの大きなところへ行ってみた。
途中教会があったので、中に入ってまたご挨拶。
サンジャンピエドポーに入ってからというもの、すれ違う人、出会う人がみんな本当に親切で、良い人たちで、びっくりする。穏やかな人ばかりだ。みんな自然な親切を自然にする。人を助ける。笑顔を交わす。そう、こういうところに来たかったんだ!って気がした。
パリやバイヨンヌではなんだか全然おしゃれじゃないすっぴんの自分が自分が場違いな気がして笑、落ち着かなくて、ここは本当の居場所じゃない、って気がして少し息苦しかった。
サンジャンピエドポーの街に着いたら急に息が出来るようになったみたいだ。サンジャンピエドポーの街は小ぢんまりとして、展望台に上ると山がたくさん見えた。明日越える山も。展望台のすぐ下ではヤギが草をのんびり食べてる。通りすがりの犬も気持ちよさそうにのどもとを撫でさせてくれた。
あと、通りかかったカフェのお兄さんも気さくに声をかけてくれたな。いくつか日本語を知ってたよ。
あまりにここがすてきな街だから、明日ここをまだ出たくないくらいだよ!って言ったら、じゃあいればいいじゃない!だって。ふふふ!
だからとにかくこの街がすばらしくて、きっとこの道はすばらしくて、とにかく自分がこの場所にこられたことが本当にうれしい。嬉しくて仕方なくて、幸せで、ただそのことにありかとうという気持ちで、小さな慎ましい教会のステンドグラスの前で祈った。
ええと、そう、スーパーの話だった。スーパーで買ったものは、缶のコーラ(Freeway Cola。初めて見たけどフランスのやつかな?)、スライスサラミ、プレジデントカマンベールチーズ、バゲット、水、サラダなど。7ユーロ。安い!
レジのお会計で後ろに並んだ肌の黒いきれいな女性が日本に行ったことがあるみたいで話しかけてくれた。とても優しい人。ここには優しい人ばかりいる!どうしてなの!それだけで泣きそうになる。すてきな予感がする。
そのあとアルベルゲに戻ってシャワーを浴びる。なかなかうまいこと浴びられたかな?!
その日に着た下着(モンベルジオライン)をタオル代わりに体を拭くとタオルが節約できていい!そのあと洗えばいいし。
夕食はキッチンサロンでサラミとチーズのサンドイッチを作ったのと、サラダ。
隣のフランス人の男性が分けてくれたバスクのゴートチーズもおいしかった。チェリージャムを塗って食べるの。
日本人の方にも会った。それから、佐賀県で英語の先生をしていて日本語の上手な女性にも。オーストラリア人だったかなぁ?
そんなこんなで、今ベッドの上。夜9時半。もう周りはみんなほとんど寝てる!
明日は早起きして7時に出発、ピレネー越えだ。雨がおさまるとよいけれど。
バイヨンヌではあんなに一人で寂しい、苦しいって思ったのに、もう平気。アルベルゲに着いたら、仲間がこんなにいるんたもの。
ではもう私もストレッチをして寝ます。
おやすみなさい!たまゆりでした。
つづきはこちら!
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