みなさんこんにちは!!
今、今日の目的地だったサンセバスチャンの街に無事到着して、シャワーも洗濯も終えて、ホステルのベッドでのんびりこれを書いております!
では、1日目からもりだくさんすぎて書き切れるか不安な今日の日記を。笑
【1日目 イルン〜サンセバスチャン】 歩行距離24.4km
昨日は、移動で疲れていたのか、晩ご飯を食べてウトウトしながら日記を書いて、すぐに(19時くらい!早!笑)寝てしまいました。
眼が覚めると朝の5時。
窓の外はまだ真っ暗。
まだ寝ているみんなを起こさないようそっとベッドを抜け出して出発の準備。
身支度したり、日記を投稿したりして、結局アルベルゲを出たのは6時15分くらいだったかな。
空が少しずつ明るくなり始めていて、10分も歩かないうちに、一面のひつじ雲が真っ赤に染まりました!!
すごい!すっごく綺麗!!!
朝から夢中になって写真を撮っちゃった。メモリーカードが足りるのか、先が思いやられます。笑
1kmくらい、車道横の歩道を矢印に沿って歩くと、道は舗装されていない細道に。
だんだん夜が明けていきます。
本当に気持ちがいい!!!鳥の声が、そこいらじゅうから聞こえる。
木々の葉っぱも、足元のかわいらしい野の花たちも、まだ寝ぼけた顔で草をもすもす食べる牛やヤギや馬たちも、みんな朝の柔らかい光を浴びて、なんだか喜んでいるように見えました。
気持ちいい朝だね。今日も朝が来たね、うれしいね。私もめちゃくちゃ嬉しい!!!!
そんな気分になって、もう、はしゃぎながら坂道を登っていきました。
今日の最初は、牛や馬や羊やヤギがたくさんいる牧草地帯を山に向かって登って行く道。
けっこう急な上り坂です。
はあはあ言いながら(でもテンションMAXで)しばらく歩いていくと、木々の隙間から海が!!!!
海が見えました!!!!
海だ!!!!
海だーー!!!!!!!!!
もう、テンション上がりまくりです。
海!!!
昨日までは海のうの字もとんと見えなかったものだから、見えなかっただけでもうこんなに近くに海があったんだ!!ってすごく嬉しかった。
朝の柔らかい光を浴びて、不思議な青色に凪いだ海と、キラキラ光る街は本当に綺麗でした。
さらにしばらく歩いて山の稜線に出ると、ぱああーーっと視界がひらけて、もんのすごい景色が!!!!
もうね、もんのすごいの。なんかもんのすごいの。もんのすごい!!!!!(興奮)
こんなに贅沢な景色があってもいいのだろうか?
右を見れば青い海、左を見れば朝の光る街、振り返れば、見渡す限りの草原とひとすじに刻まれた道。
青と緑の世界。
ほんとうに、ほんとうに、きれいでした。
遠くに聞こえる波音と、海風に揺れる木々の葉音、オレンジ色の眼下の街の、かすかなざわめき。それぞれの声で楽しそうに歌う鳥たち。
揺れる足元の色とりどりの花。キラキラ光る朝露。刻々と形を変える雲。ひとつに溶ける海と空の青、まぶしくそよぐ草原。その草を食べる馬たち、牛たちの声。
いくら描写しても足りないほど、気持ちよくて、爽やかで、すばらしい景色でした。
アップダウンがめちゃくちゃきつかったけど…。
それも吹っ飛ぶくらい、本当に美しい道でした。
山を越えると小ぢんまりとしたかわいい港町がありました。ビールでひとやすみ。観光地だからか、人が多くてにぎやか。バルのお値段も、ちょっと高め(笑)
街を流れる川は河口に近く川幅が広いので、渡し船を使って対岸へ渡ります。片道(私たちは片道しか使わないけど)0.8ユーロ。乗っているのは本当に一瞬です。
なにこれ、めっちゃ楽しい!!!!
ちょっとRPGみたいでワクワクしました。
で、川を渡ったら、観光の人でにぎわう通りを抜け、もんのすごい階段にはしかかります。
ここからは港越しに海が見渡せてすごくいい眺め。
灯台の桟橋で釣りをするお兄ちゃんたち、楽しそうだな。笑
かなり波が激しくて、岩にぶつかって白い波が立ってる。切り立った緑の崖は、なんだかほんとに日本海か北海道の海みたいで、ちょっと懐かしい気持ちになります!
本日3度目くらいの心が折れそうな急登(笑)を登り切ると、森の中から海がちらりちらりと見える気持ちのいい木陰の道。
海からの風がとてもさわやかです。
なんだかな。
こんなに、ずっときれいな海を眺めてしまっていいのかな。笑
逆に不安になります。
でも、見ても見ても飽きないし、何度も写真撮っちゃう!
林道のような道を下り、ようやくサンセバスチャンの街が見えました!
街がでかいっ!!都会っ!!そしてビーチの波、激しい!!
サーフィンしてる人がたくさんいます。
街に下る手前で、ふとおじいさんに呼び止められる。
話を聞くと、その方、日本の京都でお店を持っていらっしゃるそうな!!!私が日本人とわかって話しかけてくださったんですって。フランスご出身だそう。一緒に写真撮って貰えばよかった!(忘れた)
京都のお店はパン屋さんだそうで、とても素敵なチラシを一枚くださいました。日本帰ったら絶対行く!!!
かわいいハートのクッキーもいただいて、そして、もう一つ、おじいさんの娘さんがやっているという、今いるサンセバスチャンの街のレストランを一軒教えてくれました。
んでね。
このレストランがむちゃむちゃ素敵な場所だったの…!!
ぜったい神様が教えてくれた!!!って思うくらい。
お店の外装も、看板も、やわらかでほっと落ち着く内装も、手書きの可愛らしくて分かりやすいメニューも、おじいさんの娘さんらしき方のご対応も、お料理も、音楽も、高速なWi-Fiも(笑)
すべてに思いやりや愛がこもっていて、ほんとのほんとに素敵なところでした。
実は、ここへたどり着く前、サンセバスチャンがとても大きい街なので、アルベルゲの場所が全然わからなくて(というかそもそもアルベルゲがあるのかどうかすらわからなくて)かなり不安だったんです。
地図で見てもよく分からない、都会だから他に巡礼者も見当たらない、黄色い矢印もよくわからない。身体はもうヘトヘト。お腹も空いた。
もし着いて満員だったら、泊まる場所がなかったらどうしよう?なんて、焦っていたんです。
そんな中だったから、ほんとうにこのレストランの存在がありがたくって。
あのおじいさんは、天使か何かに違いない。笑
美味しいご飯と冷たいマテ茶、やさしい心づかいを頂いたら元気が出て。
よし!宿を探そう!と、Wi-Fiを借りて、booking.comで近くの宿を予約したのでした。ほっ。
泊まっているホステルは、とてもきれいでシャワーも洗面所もすごく清潔。
なによりも、ベッドが一個ずつ仕切られていて、カーテン付きの押入れ式(?)なのでプライベート感があってとても居心地良いです。お値段は一泊20ユーロでした。
結局、この街にアルベルゲがあるのかどうかはよくわからず(笑)
この先も、こういう大きな街でアルベルゲの所在がいまいち分からない場合は、こうしてホステルを予約しちゃうのも一つの手かもと思いました。
ああ〜。
本当に、まだ初日だけど、全力でやりきったーーー!!!って感じ。
途中、綺麗な格好をした観光の人も多くて、目立つ格好だからすごい見られるし、バルで注文するのもお金払うのも手間取るし、料金高いし(これは仕方ない)、あと道案内するっていって親切そうに近づいてきたおじさんにセクハラされるし!!!
というなんやかんやで、勝手に色んな人からバカにされてるような気がして、心細くてムカついて、歩きながらイライラしたりモヤモヤする気持ちになってしまった時もあったんだけど。
それでも、やっぱり、身の回りのいろんなものが、私を助けてくれました。
道端の花、陽に透ける緑の葉、誰かが書いてくれた黄色い矢印、先に歩いた誰かの足跡、ふしぎなおじいさん、握手したしわしわの手の優しさ、レストランの娘さんの笑顔。
そういうもののひとつひとつが、重なり合ってひとつの糸みたいになって、この道を作っているような、その上を歩いて行くような、そんな気がしています。
やっぱり、この道には天使がいる。
こんな素敵なところに来られて、こんな素敵な道を歩かせて貰えて、たくさんの人の親切と、人だけじゃなく土地すべての優しさに触れられて。
本当に幸せ、と思います。
ここへ来られてよかった。
なかなか、コメントやメッセージ、SNSも返信ができていませんが、全部、とてもとても嬉しく読ませてもらっています。
明日からは、天気予報によるとどうもお天気が怪しそう?
様子を見つつ、焦らず急がず、明日も歩きたいと思います。
それでは、長くなっちゃいましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。
たまゆりでした!
アスタルエゴ!ちゃお!
続きはこちら。
本当にステキな景色ですね!
見ていて私も行っているよう気がします(≧∀≦)
今すぐに旅立ちたくなりました!
これから身体が慣れるとかだから最初はしんどいですね。十分休んで楽しんで下さい♩
帰ってきたら手羽先の美味しさとこれでもかのマッサージでお出迎えしたるわ