みなさまこんばんは、たまゆりです!
今日は、来年に山小屋のお仕事から戻って来たら住もう!と思っている、安曇野のゲストハウス兼シェアハウスさんの見学をしてきました。
松本駅から大糸線に乗っている間、あまりの風景の美しさに「親に初めて電車に乗せてもらった子供か?」というくらい、窓の外に目線が釘付けになってしまいました!
昨日の冷え込みで積もったばかりの、まぶしたての粉砂糖みたいな雪。
アルプスの山々の青いシルエットの上に描かれた雪の模様のなんと美しいことか…!!
結局、30分間席に座るのも忘れてドアの脇で窓の外の山々を眺め続けていました。
これはたぶん完全に恋、山に恋してしまってるんだな。と思いました。
なんか、好きな人に会いに来た時のようにドキドキしてるんだもん!笑
来年はあそこの上で働いて、冬にはこの景色を毎日眺めながら暮らせるかもしれないんだなぁー。
そう思ったらもう、興奮してしまって…笑
駅で電車を降りてシェアハウスへ向かう道すがらも、背後の山々を振り返るたびにニヤニヤが止まりませんでした。
そして、そのゲストハウス兼シェアハウスのおうちそのものもすばらしくって!
まず、おうちのすぐ裏が高橋節郎記念美術館という安曇野市運営のミュージアムなんですね。
高橋節郎さんという安曇野出身の漆芸美術家さんで、長野オリンピックの際には選手に渡される金銀銅メダルのデザインもされたという。
故郷である安曇野の山々や星々の美しさを、漆の深い深い黒ときらめく金で表現した作品は、目の前に立って眺めたら息が止まりそうなほど、涙が出そうなくらい美しかったです…。
ずっと見つめていると、魂ごと宇宙に吸い込まれて行くようで…ほんとに、永遠に眺めていたいくらい。
高橋節郎さんの生家に作られた美術館は、庭や離れの蔵もそのまま残されていました。
太陽の光でいっぱいの休憩スペースからは、アルプスの山々を望みます。
そして、そんな素晴らしい美術館のすぐ裏に、そのシェアハウスはあります。
建築家である高橋節郎さんのお兄様が建てられたという赤い屋根とれんがのその建物は、もうなんていうか、おとぎ話の世界のような…夢の中で見たおうちのような…。木張りのつやつやした床と柱、ステンドグラスの窓、白い壁。ランプ。
お庭には季節ごとの花や木々がたくさん植えられていて、冬の今は柿の木がたくさんの鈴なりの実をつけて、椿の枝にはふくらみかけた蕾がありました。花壇には、三色すみれと葉牡丹。掃き集められたたくさんの茶色い落ち葉。
本当にすばらしいところで、ほ、ほ、ほんとにこんなところに住めるの?
と何度も何度も独り言ばかりつぶやいてしまいました…!
何度も何度も登山のたびに訪れていた安曇野だったのに、こんなすてきな場所があることを、今までまったく知らなかった。
こんな素晴らしい場所と、建物と、素晴らしい作品たちに出会えたというだけで、心底今日ここに来てよかったと思いました。
近くにあるのに、見ようと思わなければ見えないとってもとってもすばらしいものって、きっとまだまだ山ほどあるんだろうな。
自分がそこにチャンネルを合わせられた時初めて、そこへたどり着くことができるんだなぁと思いました。
自分の見たいもの、出会いたいものや人や場所に、チャンネルを合わせるのはいつだって自分なんだ。
こんな素晴らしい場所に出会えるまでに導いてくれたものに感謝したいです。
そういうわけで、そんなほんとのほんとに素晴らしいおうちに、山小屋のお仕事から戻った12月ごろから数ヶ月間住まわせていただくことになりました。
いや、ホントに…?!あんな素敵なところに…?!
って、名古屋へ向かう帰り道のバスの中でもまだ半信半疑です(笑)
ゲストハウスとして1日からでも滞在できるとのこと。
住んだ時には、ぜひ家族や友達にも遊びに来てもらいたいなぁ…!
また、今後はコワーキングスペースやノマドワーカーさん向けのオフィス兼住居、貸しイベントスペースとして等の活用も考えられているとのこと。
(なので、逆にシェアハウスとして長期滞在できるのは今だけかも?)
カミーノイベントみたいなのも、もしかしたらやらせてもらえるのでは?!
とか考えたり、もうとにかくわくわくでいっぱいです。
安曇野高橋節郎記念美術館 – 安曇野市公式ホームページ
高橋節郎記念美術館、本当に素敵なので、ぜひお近くに行く機会がある方は訪れてみてくださいませ…!