そんなこんなで街をそぞろ歩いた後は、オペラの入場時間が近くなってきたので夕食のピッツァを買って会場へ。
ゲートには開場の30分ほど前から人が並び始めていました。
21時の開演を待つ間、どんどん空が暗くなってゆきます。
開場全体の熱気もあいまって、ワクワクドキドキです。
お客さんの入場が終わり日が完全に沈むと、いよいよ開演が近づき、客席にぽつぽつと小さな明かりが灯り始めました!
入場のときに渡してもらえるらしいロウソク(私たちは行った時間が早すぎたのかもらえませんでしたが)にみんなが火を点けはじめているんです。
私たちもすぐ後ろの席のおばさんに1本分けてもらって参加。
広い会場に、見渡す限り無数のオレンジの光がぽつぽつと灯っていくさまは、とっても感動的でロマンチック。
これも野外会場ならではの演出ですね。
さすがイタリア、オシャレだなぁ!
そしてしばらくすると、指揮者や演奏者さんが位置について、いよいよオペラの開演!!
今回の演目は「アイーダ」。演出が豪華で迫力があり、初心者でも楽しめるとのことで、オペラが人生で初めての私でもお話に入り込むことができました。
観ていて一番感動したのが、やはり一番有名な凱旋のシーン。
石段が重なるステージを活かした演出もさることながら、なんとこのシーンが始まるか始まらないかというところで、左手からそれはそれは大きい金色の満月が顔を出したのです!!
あまりにも綺麗で、そしてタイミングが完璧であったために、思わずCGか何かではと疑ってしまったほど。
満月は、話が進み場面が変わっていくのに合わせてゆっくりゆっくりと昇っていき、地下の牢屋でアイーダとラダメスが抱き合い神殿でアムネリスが祈りを捧げるラストシーンでは、本当に計ったかのように、ステージの真上からやわらかく月明かりが射していました。
野外であるということが本当に最大限に、素晴らしく魅力的に活かされていて、終演後には「ブラーボ!!」という言葉が思わず口をついて出てしまいました。
不思議な高揚感と眠気でなんだかフワフワしながら会場を出たころには夜中の1時近く。
夜中3時発の夜行列車に乗り、途中席が空いていなくて自転車用車両で眠るというトラブルに見舞われつつ(笑)フィレンツェへの帰路へついたのでした。
深夜に灯りが消えたままゴトゴト走る列車や、誰もいない駅というのも趣があって素敵ですね。
そのうちフィレンツェからパリへ夜行列車の旅なんてものもしてみたいなぁ。
終演時間の関係ではじめはオペラを観る予定はなかったのですが、多少無理をしてでも行ってみて本当に良かった!!
こういう無茶をした経験ほど、案外記憶に残ったりするものですよね(o^^o)
今度はもう少し下のほうの席で、いつか「ロミオとジュリエット」を観たいな。
夏にヴェローナにいらっしゃる予定があれば、多少無理をしても(笑)ぜひアリーナの野外オペラを観劇されることをおすすめします♪
きっと心に長く残る記憶になるはず!
朝6時の帰り道、朝焼けに淡くぼんやり染まるフィレンツェの街も、これまた素敵なしめくくりになりました。
それではおやすみなさい♪
初めまして。大学2回生のyukiと申します。
9月末からシエナ外大に約1年間語学留学に行きます。
留学準備が整っていくにつれ、イタリアでやっていけるか
学校や生活について不安が募る毎日です(><)
そんな中yurikoさんの素敵な写真に癒されています♪
パリオの記事は何度も読み返しています(笑)
是非仲良くしていただきたいと思ってコメントしました♪
よろしくお願いします!
初めまして、来年の3月からフィレンツェ留学を目指していますひなと申します。
右も左もわからないような中で留学準備を進める中、
いつもyurikoさんのブログが励みになっています*
フィレンツェのきれいな景色や風景を見ては
毎回自分に気合を入れなおしてます。
よかったら仲良くしてください♪
よろしくお願いします。
ひなでした^^
yukiさん、はじめまして!
ご訪問、コメントありがとうございます。
わわー、ではいよいよ出発の日が近いのですね(><)
今まで準備などさぞ大変だったことでしょう…本当に実現おめでとうございます!*
シエナは本当に綺麗な町で、遊びに行くたびに住みやすそう~!と思います(笑)
もう本当に、出発前は不安がいっぱいだとは思うのですが、
いろんな悩み事も来てしまったら案外どうにかなるものだなぁというのが私も来てからわかったので(笑)
yukiさんもどうか気を張りすぎず、人生の中での貴重な1年を楽しく過ごしてください~!
yukiさんがイタリアに到着されるのをお待ちしています(^^)
ひなさん、はじめまして♪
ご訪問&コメントをありがとうございます。
こんなブログでも何かひなさんのお役に立てているなら光栄です…!//
ビザだとか学校の手続きだとか、情報も少ない中での留学準備は本当に大変かと思いますが、
そうした経験も必ず肥やしになって、ひなさんの留学生活を支えてくれるはずです!
微力ながら私も応援しています。
よかったらまたいらしてくださいね♪