イタリア留学日記44「フィレンツェの夕日と水道屋さん。」

ごぶさたしております～！みなさんいかがお過ごしですか？

7月も半ば、もうすっかり夏まっさかりという感じですね。ここフィレンツェも1ヶ月ほど前から暑い日が多く、先週には気温が37度を記録しました。

かと思えば、なぜか昨日あたりから急にさわやかな風が吹き出して、今夜はとても気持ちよく眠れそうな予感です。 (夜12時現在の気温、19度)

そんなフィレンツェですが、夏が近づくにつれてどんどん日が長くなり、夜8時半ごろになるとすっごくキレイな夕焼けが見られるんです(^v^)

こちらは1週間ほど前にグラツィエ橋から撮ったもの。水面に浮かぶカヌーがいい味出してます。笑

今日は風が気持ちよく涼しかったこともあり、学校が終わった後、チョコレート味のグラニータ(シャーベットとかき氷の間のような飲み物。近頃毎日お世話になっています 笑)を味わいながらミケランジェロ広場へと向かいました♪

そして、ミケランジェロ広場からもう少し上に登るとある、サン･ミニアート教会！

以前にも書いたような気がするのですが、ここが本当に綺麗で雰囲気のある教会で、あれから何度も訪れています。

こ

この天井のモザイク画の美しさといったら！

扉から差し込む太陽の光が反射して、金色に彩られたキリストの衣の裾がきらきらと光ります。教会の静謐で厳粛な雰囲気とあいまって、しばらくその場から動けなくなってしまうほどです。

そしてガイドのお仕事もしている学校の先生に聞いたのですが、毎日休みなく夕方5時半からミサが行われていて、この時間に訪れれば祝詞を読み上げる声と賛美歌を聞きながら見学ができるんです。

大きくて有名な教会は壮大でとても美しいけれど、あまりに人が多すぎて雰囲気に欠けてしまうことがありますよね。

けれどこういった小さな教会は、入るのに勇気がいるぶん(笑)厳粛さにあふれていて、歴史や人々の信仰、よい意味で重たい空気感みたいなものを肌で感じることができるのでとても好きです。

眺めも最高！

教会の静かな空気をゆっくり味わった後は、沈む夕日を見るためミケランジェロ広場へ。

日暮れが近づくと、広場の階段にたくさんの人が集まってみんな一様に日が沈んでいくのを見つめています。

ドゥオモも淡い色に染まっています。

真っ赤な夕日がアルノ川とヴェッキオ橋の向こうに沈むと、どこからともなく大きな拍手が沸き起こり、カップルがキスを交わし…。

綺麗な景色をみんなで共有するって素敵ですね。

話は変わり、近頃は家の中のことに追われる毎日だった気がします(笑)

今週の金曜日に、家族が日本から会いに来てくれるので、まずは部屋の大掃除！

いままで家の中まで土足で入っていたのですが、これからは玄関で脱ぐようにしようと心にかたく決めました。

そしてキッチンの排水管が壊れ激しく水漏れがするというトラブルも起こり、てんやわんや。

夜通し自分で修理を試みたのですが、結局ダメでとうとう水道屋さんを呼ぶことに。

とりあえず、Googleで「idraulico firenze」と入れて検索してみると…あら便利！周辺の水道屋さんが地図やレビューつきで表示されました。すごい時代だなぁ。

さっそく一番信頼できそうなところに電話して、約束を取り付けました。

ちゃんと来てくれるのかなぁ…と不安だったのですが、30分ほどの遅刻で無事到着。

パイプ内に詰まったものを吸い出す重い機械やら、鉄製の部品やらを抱えエレベーターなしの5階まで上がってきてくださいました。

古く汚くなっていたパイプは手際よくすべて取り替えられ、水回りもスムーズに、ピカピカになりました(*^o^*)

本当にプロのお仕事という感じで(40年もこのお仕事をされてるそうですよ)、ヤブ水道屋が少なくないと言われる(？)イタリアではけっこう貴重な存在なのかも？(笑)

水道の問題も解決し、家も掃除がおおかた終わり、あとは家族を迎えるのみ！

1週間ほどかけてフィレンツェはもちろんのことヴェネツィアやローマをみんなで訪れ、兄だけはもう10日ほど長く滞在できるので、2人で南の方へ足を伸ばそうかと思っています。

台風の影響もあるみたいですが、飛行機が無事に東京を発てることを祈っています。

それではおやすみなさい(^^)/♪