イタリア留学日記43「白い夜ノッテ・ビアンカと穏やかな日曜日」

みなさん、こんにちは！

日本は今まさにゴールデンウィークのさなかですね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私はというと、土曜日は以前にも出掛けたシエナへみんなで足を運んできました♪

 

前回は天気があまり優れず、とても寒～い思いをしたのですが、今回はきれいな青空の下美しい街をさらに堪能することができました。

今まで見た中で、一番好きなのがシエナのドゥオモかも知れません。

縞模様の鐘楼と、空色のクーポラの屋根、そして淡い色のファザートの3つが合わさってなんともいえないハーモニーを奏でているような気がするのです。

大道芸の写真屋(？)おじさんも健在です。

そして土曜日にはもうひとつ、とっても面白いイベントがフィレンツェで開かれていたんですよ！

その名も「Notte Bianca(ノッテ･ビアンカ)」、そのまま訳すと「白い夜」というもので…

普段は夜中になれば閉まってしまうチェントロのお店が夜通し開いていたり、そこかしこの広場はライトアップされ、チェロやギターとともに歌を奏でていたり。

ウフィッツィ美術館前の広場では夜中3時までジャズコンサートが開かれていてとてもロマンチックだったとのこと！

私の家から近いサンタクローチェ広場でも、かなり遅くまで楽器の音が聞こえていました。

私は学校の友達と一緒に夜9時ごろに出掛けたのですが、もう街中が人でいっぱい！！

いつもは夜になるとわりと静かなドゥオモからシニョリーア広場へ続く道も、全部のジェラッテリアやカフェが開いていて大賑わいです。

みんながはしゃいでいるお祭りのような雰囲気がなんだかとっても楽しかった。

このイベント、どうやらイタリアのほかの都市でも日にちを変えて開催されるようです。

近く旅行でいらっしゃる方でもし日にちが合えば、夜の街に繰り出してみるのも楽しそうですね(^o^)

そして今日は昼近くにのんび～り起き出して、夕方ごろ友達とミケランジェロ広場まで散歩をしてきました。

 

さらに上のサンミニアート教会まで足を伸ばして、今日はじめて中に入ったのですが…その美しいこと！

決して派手ではなく落ち着いた雰囲気なのですが、正面のドームに描かれたキリストの服の金色に光が反射してきらきらと輝いて、思わず見とれてしまいました。

また、日曜日だったためかちょうど奥の部屋でミサが開かれており、厳かな雰囲気の中で賛美歌が響き渡るさまは鳥肌がたつほどでした。

中には観光客らしき人々はほとんどおらず、椅子に腰掛け静かに語らう恋人や夫婦を数組見かけたくらいです。

ミケランジェロ広場にはいつもたくさんの人がいて、なかなか落ち着けるような雰囲気ではないのですが、このサンミニアート教会は意外と知られていないのでしょうか。

本当に静かでゆっくりとした、美しい時間が流れているのが分かります。

階段のふちに腰掛けて、さわやかな風を浴びながら西日に染まる街を見ていると、本当に癒されますね。

友達や家族が遊びにきたら、間違いなく連れて行きたいスポットナンバー1！

少しあわただしい雰囲気のチェントロを抜け出して、リフレッシュしたいときにもってこいです。

もちろん、デートにもばっちり！(笑)

そのあと丘を下って、バールで晩ご飯を食べ、アルノ川沿いの橋に腰掛けジェラートを食べた後、家に帰ってきました。

なんだかとっても穏やかで満たされた一日になりました(^v^*)

さて、今日から5月のはじまりです！

近頃だんだん友達も増え、ためらいなくイタリア語を話せるようになってきました。

今月も楽しく過ごせますように！

では、みなさんよいゴールデンウィークを。

おやすみなさい(^0^)♪