みなさま、こんにちは!
ニンニク料理が好きすぎてニンニク居酒屋に行ってきた、たまゆり(@tamaoyurika)です。
さて、わたくし、最近
「徒歩通勤」
にハマっております!
家から今の仕事場までは、自転車に乗って片道約20分。
歩いて行くと、だいたい倍の40分くらい掛かるでしょうか。
近頃暖かくなってきて歩くのも楽しくなってきたので、カミーノ行きの体づくりも兼ねて歩いて通勤しています。
そこで最近、改めて思うこと。
歩くのが好きすぎる!!!
歩くのって、楽しい!!!
魅力でいっぱいだ!!!
今日は、そんな気持ちと、なぜ歩くということが私にとってこんなに楽しいのかについて、3つの理由を書いてみたいと思います。
ここ数週間の、徒歩通勤やお散歩で撮ってきた写真と共にごらんください!
①歩かないと見つけられない、素敵なものにたくさん会えるから
なんで歩くのってこんなに面白いんだろう。
それはやっぱり、歩かないと見つけられない素敵なものにいっぱい出会えるからだと思います。
身の回りの、小さな自然の美しい変化を知る
毎日の通勤で感じること。
この季節だから特に、だんだん春になっていく周りの自然が嬉しくて。
昨日に比べて風の匂いや触りが変わったな、花の甘い香りが混ざっているなって感じることとか。
数日前は見かけなかった道端の小さな小さな色とりどりの花が、日に日に数を増やしていくのとか。
枯れて茶色だった河川敷の芝が、日に日に青々としてくるのとか。
空の色が淡く霞んでいくのとか、遠くに見える山の雪が、少しずつ減っていく感じとか。
自転車でも、車でも、もちろんそれは感じることができる。
でも徒歩だと、綺麗なものを思い切り楽しむだけの、のんびりした時間があるんですよね。
歩いていてふと綺麗な花を道端に見つけたら、迷わず近寄っていって、じっくり見つめることができるんです。
(自転車や車だと単純にスピードが出てるから、きれいな花が咲いてても「ああ〜ッ、今きれいだった〜っ」て過ぎ去ってしまうことが多いんだよなあ。笑)
だから好き。
歩くからこそ、出会える人がいる
これは巡礼や旧街道歩きなんかの「歩く旅」で感じること。
徒歩で旅をしていると、同じように徒歩で旅をしている人に出会ったり、歩く人をもてなしてくれる人や、場所に出会えることがあります。
先日中山道の宿場町沿いを歩いた時にも、ある一軒の休憩所があって。
そこでは、雪の中で中山道の峠越えを歩いてきた人たちのために、温かいお茶と薪のストーブと囲炉裏でもてなしてくれるおじさんがいらっしゃいました。
初めての中山道、馬籠宿〜妻籠宿の区間を1日かけて歩いてきました✨
めちゃめちゃ良かったですー😆😆😆途中、雪道の中たった一軒だけ有志でやられているDonationの休憩所(建物は築250年)があって、囲炉裏とストウブでもてなして下さるおじさんがとても静かであたたかかった。カミーノみたいだった! pic.twitter.com/EfUOpV9NJI
— たまゆり(めざせ遊牧民) (@tamaoyurika) February 4, 2019
歩いて通らなかったら、きっと絶対に知らなかった場所。
絶対に知り合えなかった人たち。
自然だけでなく、人との出会いは、もうひとつのかけがえない歩きの醍醐味だと感じます。
車やバス、電車を使う旅も大好き。
でも、歩く旅がほんとうに好きだと思うのは、歩く速さでしか絶対に見つけられないたくさんの美しいもの、優しいものや人に出会えるから。
10分で済むとこを4時間かけて歩くからこそ見えるものが絶対あって、私はそうして見つけるものこそ一生大事にしたいと思う🙆 pic.twitter.com/JusgsuP7cE
— たまゆり(めざせ遊牧民) (@tamaoyurika) February 4, 2019
②スピードが出ない=ゆったりした心でいられるから
もうひとつ、最近気がついた、歩きが好きだと思う理由。
それは、急いでも出せるスピードがすごく限られていること!
車で通勤していた時は、心の余裕をなくしがちだった
以前、まだ車を手放す前、車を使って通勤していた頃。
毎朝、混み合う道とギリギリの時間に追われて運転が荒くなったり、嫌な気分になることが多いのがすっごくストレスだったんです。
「私って、怒りっぽくて余裕がなくていやな人間だなぁ」と自己嫌悪に陥って。
なんでこんないやな思いをして仕事に行かなきゃいけないんだろう?って思っていました。
それが、車をやめて自転車になり、さらに徒歩になってみて。
ものすごく、気が楽になったんです。
徒歩だと、ほぼ急げないし慌てようがない。笑
徒歩だと、本当に、あたりまえだけど、歩く速さしかスピードが出ないんです(笑)
ほとんど誰も追い越せないし(というかそもそも追い越す相手がそんなにいないし!)
目の前で信号が変わりそうな時、多少小走りできるくらい。だいたい間に合わない上に疲れるから、信号手前で慌てるのもやめました。笑
徒歩だと、急がなくていい、慌てなくていい。
というより、急げないし、慌てようがない、っていうのがほんとのところかな?笑
スピードが出る車や自転車だと、つい出かける前の準備で余裕ぶっこいてしまい、家を出てから慌てる羽目になることが多かったのですが。
歩こう!とはじめから決めていると、絶対時間に余裕を持って家を出られる。
それも私にとってはすごくいいポイントです!笑
③「楽しいことや美しいものを全力で見つけ出す力」が養われるから
そして、もうひとつ最後に大事な、歩くことが好きだと思う理由。
それは、今いる状況から、楽しいことや美しいものを全力で見つけ出す力が働くこと。
単なる移動手段なら不便で退屈。でも…
もし「歩くこと」を単なる移動手段ととらえてしまったら、こんなに原始的で不便で非効率的で退屈で疲れる方法はありません(笑)
先日、少し仕事で遅くなった帰り道。
その日は疲れていて、日が暮れて景色もなにも見えなくなっていたから「あーあ、なんで私歩いてるんだろう…退屈だし足も痛くなってきたし。もう、こんなことならバスに乗ればよかったな」と後悔しました。
でも、家まではどうあがいてもあと20分は掛かる。
「貴重な私の20分、ずっとこの気分のままじゃいやだ!」
そう思って、早歩きになっていたペースを落とし、五感を働かせて周りを観察してみました。
視点を変えて五感を使えば、楽しい時間に変わる
すると…
ふと、そこいらじゅうの家から、夕飯の支度をするいい匂いがしてくることに気が付きました。
こっちのおうちはしいたけで出汁をとってる?煮物かな?あっ、このおうちはお肉焼いてる!ハンバーグかな?いいなぁ、おなかすいたー。
お風呂のシャワーの音や、シャンプーが泡立ついい匂いもどこからかしてくる。
窓からの明かりの色も、いろいろ。いろんな部屋に明かりがついて小さい子供の声が聞こえるお家だったり、静かにひっそりとリビングに明かりがつく、ふたりぐらしっぽいおうちだったり。
今、それぞれのお家で、色んな人たちが、それぞれ家族と泣いたり笑ったり怒ったりして生活を営んでる。
そう思うと、なんだかニッコリ微笑んじゃうような幸せな気持ちになったのでした。
人生は楽しんだもの勝ち!「幸せを感じる力」はかけがえのない財産になる
少し視点を変えるだけで、退屈な時間が宝物にだってなります。
そして、それはやればやるほど少しずつコツがわかってきます。
雨の日は、雨の日にしか見られない美しいものがあって。
真冬の寒い枯れ野にも、その季節にしか見つけられない楽しみが絶対にある。
そんな経験を日々少しずつしていくことで、人生でも同じように「苦境からも楽しいことを見つけ出す」力が養われるような気がするのです。
「人生は、楽しんだもの勝ち!」
そう思えば、こうやって「何事も楽しめる力」を養うことは、ものすご〜く大きな自分の財産になるんじゃないでしょうか。
なんでもない場所にも、幸せを見いだせる自分でありたい。
そんな、一見なんでもないような場所にある楽しいことや幸せなこと、思わずニッコリしてしまうような美しいものを、できるだけ多く見つけていきたいな。
そう思います。
「どこかに着くこと」ではなく、その「道のりそのもの」を幸せと思えるように。
この先の人生も、そんなふうに心がけていたい。10年後もそう言える私であるのなら、こんなに素晴らしいことはないなあと思いました。
毎日が修行!?のカミーノ出発まであと2ヶ月!
そう思うと、改めてカミーノってすごいぞ。
だってそれを毎日、800kmぶん続けなきゃなんないんだもんね!そりゃいい修行になるわけだ。
いよいよ、出発まではあと2ヶ月!
なんだか、三年越しのいま、ふたたびカミーノで、自分の「楽しみ力」を試される気がしてすごく楽しみ、そしてドキドキしています。
素敵な旅になればいいなあ!
最近あまり書いてない持ち物や装備系のお話ですが…
この頃ぼちぼちと足りないものを買ったり検討したりしているので、近日中にまたお話できたらいいなと思います(*>▽<)ノ
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
たまゆりでした〜!ちゃーお!
これ、休日の散歩中にした自撮りです!!!笑
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