こんばんは、たまゆりです!
今日は、私が2016年春、はじめてサンティアゴ巡礼の道を歩く以前から読ませていただいていた、とっても素敵なインターネット上で読めるサンティアゴ巡礼の旅行記をご紹介したいと思います。
ご存じの方も多いかと思います。
「みきかノート」さんのサンティアゴ巡礼記。
私とサンティアゴ巡礼道の最初の出会い
まずはじめにわたしが初めてサンティアゴ巡礼道の存在を知ったのは、旅行雑誌「TRANSIT」の第3号「美しきイベリアの太陽」でした。
TRANSIT(トランジット)3号?スペイン・ポルトガル特集 美しき太陽、追いかけて (講談社MOOK)
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数ページにわたって、美しい写真とともに巡礼道の様子、巡礼道を歩いたライターさんの目線で語られた美しい文章が紹介されていました。
当時はまさか自分がそんな旅をできるとも思っていなかったので「へえー!世界にはこんな旅もあるのか」と思っただけだったけれど、この道のことは、私の心に強い印象を残しました。
ある日何気なくインターネットを検索していて、巡礼記に出会う
そこからしばらくそのことは忘れていましたが、ある日ふと、インターネットで「スペイン巡礼」というワードを入れて調べてみたのです。
そうしてたどりついたのがこの「みきかノート」さんの巡礼記でした。
そこには、雑誌の短い数ページの記事では知ることができなかった、数々の巡礼道の風景と、その道のりを歩く人の心情が記されていました。
「ただの興味」から「私もいつか行きたい」へ
晴れて景色が美しい日のこと、雨の日のこと、地面がぐちゃぐちゃで靴や服がどろどろになったこと、宿がいっぱいでいきなりテントに泊まったこと…いろんな出来事が、静かに、それでいていきいきと、ありのままに語られているこの巡礼記に、私の心はすっかりつかまれてしまいました。
とても丁寧に書かれたこの巡礼記を何日もかけて読んでいくうちに、たんに「こんな旅もあるのか」という認識だった私の中に「いつかこの旅を私もしてみたい」という気持ちが、かすかに、でもたしかに生まれたのだと思います。
そして、そこから自分の人生に悩み大きく落ち込み「死にたい」とまで思った時期を経て、私の心の中でふいに、フワッと、思いがけず花開いた気持ちが「私もサンティアゴ巡礼道を歩きたい」というものでした。
その気持ち、その夢は、本当に当時の私にとって真っ暗闇に光を灯す一輪のように、明るく私の行き先を照らしてくれました。
がんの余命宣告を乗り越えて
この「みきかノート」を執筆されている「みきか」さん(お名前の表記が見つけられなくて、こう呼ばせていただきます)は、サンティアゴ巡礼を歩く以前、還暦を迎えられたその1ヶ月後に、余命1年あまりのがんを宣告されています。
その闘病のようすも、「みきかノート」さんで読むことができます。
本当に、私はこのみきかノートさんから何度も勇気をいただきました。
2012年9月。
わたしはこの道をひとりで歩きはじめた。言葉も生活習慣もわからず、2か月近いひとり旅をやり通せるのか?
15キロもあるリュックの重さに、はたして64歳の体力が耐えられるのか?
道は? 宿は? 強盗は?不安はある。だけど、行ってみたい。歩いてみたい。
スペインの巡礼路って、いったいどんな道なのだろう?
多くの人の背中を押す、みきかノートさん
がんを克服され、たくさんの不安を抱えながらも、自分の夢を叶えていった「みきか」さん。
そして、私だけではなく、これまでもこれからも、きっと何人もの人を勇気付けて「病気の克服」であったり「巡礼の道を歩くこと」を、応援して背中を押していく「みきか」さん。
この巡礼記に、みきかさんの生き方に出会ったことで、私は実際に「無理だ」と思い込んでいたサンティアゴ巡礼800kmの道を目指し、歩ききり、こうして今ここにいて、自分の人生での夢を追いかけ続けています。
今でも、なにか落ち込むことがあったりすると、このみきかノートさんの巡礼記を、たまに開いて読ませてもらっています。
なんとか、直接お礼をお伝えする機会があるとよいのだけれどな。
そして、私も、みきかさんにはとても及ばなくとも、少しでも、自分の夢をかなえていく人の背中を押せるような日々を自分自身が送りたいなと思います。
きっと、もうたくさんの人がご存知だとは思うのですが、もしもまだ読んだことがないという方は「みきかノート」さんの巡礼記「聖地巡礼 カミーノ・デ・サンティアゴ800kmの旅」を訪れてみてください。
それでは、今日はこのあたりで。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
たまゆりでした〜!
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たまゆりさんはじめまして。
サンティアゴ巡礼に興味があっていろいろ検索してたら辿り着きました。
ホント羨ましいです。参考にさせていただきますねー。