引き続きこんばんは、たまゆり(@tamaoyurika)です。
最近、ものすごい勢いで、20年近くずーーーっと住んでいた実家の部屋の掃除をしています。
来週スペインに出発して、6月末に帰ってきたら、そのあとすぐに山小屋の仕事に行く予定で、たぶんこの先、この家に「住む」という形で長くいることはないだろうと思ったからです。
本も、お気に入りのインテリアも、ほとんど処分しちゃった。
でもね、おもしろくって、こういうとき「本当に捨てられないもの」がなんなのかわかるの。
それはつまり、自分の人生で本当に最後まで大事にしていたいもの、のことだと思う。
私が捨てられなかったのは、
登山や旅の道具と(これはまあ使うからね!笑)、
水彩絵の具や筆なんかの画材と、
お気に入りのお洋服たちと、
そして自分で書き綴った日記。
だからたぶん、旅すること、絵を描くこと、おしゃれすること、文字を書くこと…
それがわたしの、捨てられない大事なものなんだと思う。
でね、その中で、自分の日記を読み返していて。
すごく面白いなーって思うことが書いてあったので、一部を公開します。
たぶん、いまからちょうど1年くらい前かな。
今のお仕事を続けるかどうか、カミーノにもう一度行くのかどうか、とても悩んでいた頃の、葛藤をつづった日記だと思う。
(ちなみに日記なのに手紙口調なのは… 本当に悩んだ時は「”なんでも話せて自分を守ってくれる編集長さん”に宛ててお悩み相談の手紙を書く気持ち」で日記を書くことにしているから。すごくお世話になった本「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」に出てきたワークのひとつで、習慣になってるのです)
ちょっと照れ臭いんだけど、どうぞ。
* * *
最近、苦しいです。息苦しくてたまらないんです。
自分で幸せと思って選んだ仕事も、恋人も、ライフスタイルも。
このままじゃいやだってことは分かっているけど、だからってどうしたらいいかわからない。
私はこの心の問題を長く見過ごし、見ないふりを続けすぎたのかもしれません。
私、どうすれば…
変わりたいんです。変わりたい。
もっと創造的で、楽しくて、日々をワクワクして過ごしている自分に。
明日はどんな日にしようかと、楽しみで毎夜眠りにつく、そんな自分に。
でも失いたくないものだってあります。
私は怖いんです。自分が変わってしまったら、大切なものを失ってしまうのではないかと。
だから長い間「これでいいんだ」と自分の心にフタをしてきたのかもしれない。そうさせたのは自分自身の心、いや、自分自身の思い込みですね。
「仕事上で信頼してくれる人を大切にしなくてはいけない」「愛してくれる恋人にふさわしい人間にならなくてはいけない」…
そんなものに縛られていました。今も縛られている。
そして今、そこから脱したいと願っている。
私の願いは、私を大切にしてくれる大切な人たちを、大切にしたまま、でも自分が変化をすることです。
これはとても無謀な挑戦に思えます。
だって、今まで自分が変化する時には、その前の自分と周りのひとたちを、ほとんどすべて捨ててきていたのですから。
だからこれはある意味、嬉しい悩みかもしれません。
少なくとも前の自分よりはよくなった、成長したと思えるから。
私は、今のままではいられない。
たとえ、大切な人たちが私にそれを望んだとしても。
私は私自身を革命し続けなければ私でいられない。
そうして、変化した自分のことも、大切な人たちにもし愛してもらえるのなら…
それはきっと、とても嬉しいことだと思うのです。
私はそろそろ、私自身のための、私自身の世界の革命に踏み出さなければいけないという気がします。
おおげさでしょうか。でもこれは、私の愛すべきちょっと良い癖です。笑
自分で自分の、良き戦いを戦う。
それが私が進むべき、私がこの人生で演じるべき私自身のドラマ、エンターテイメント。
どうかこの先も見守ってください。
ありがとう。
愛しています。
* * *
う〜〜ん、なにやらちょっとはずかしいなあ!!笑
でもなんだか、本当に当時の自分の葛藤がものすごく伝わってきて、我ながらちょっと感銘を受けちゃいました。
そして改めて、この1年前の手紙から、私は私なりにちゃんと選んだ道を歩いてこられたのだと思い、すごく嬉しい気持ちにもなったのです。
こんなふうに書いていた、1年くらい前の自分。
「私の願いは、私を大切にしてくれる大切な人たちを、大切にしたまま、でも自分が変化をすることです。」
「変化した自分のことも、大切な人たちにもし愛してもらえるのなら…それはきっと、とても嬉しいことだと思うのです。」
このころの自分に言ってあげたい。
あなたが大切に思う人たちは、あなたのことを信頼してくれていると。
あなたの変化をあたたかく受け入れてくれていると。
私が居場所を変え、生き方を変えていこうとすることに、みんな驚いたけれど。残念がったり、寂しがったりもしてくれたけれど。
それでも本当に、本当にたくさんの人たちが「寂しいけどそれでいい、それでこそ君らしい、その道を進め」って、背中を押してくれたの。
だから大丈夫だよ、と言いたい。
大切な人を大切にすることと、自分の道を突き進むことは、決して相容れないなんてことはない。
とんだ欲張りだ、本当にそんなことできるのか?って思っていたけど、やってみたら、できた。
こうやって少しずつ、壁を越えながら、前に進んで行く自分の人生をとても愛おしく誇らしく思います。
そして、信頼してくれて大切にしてくれる大切なひとたちに、心から感謝をしたいと思います。
んんん〜〜〜〜!!!
いよいよ1週間後に迫ったスペインのカミーノの旅。
どんなものになるのか、ますます楽しみです。
それではまた、おやすみなさい!たまゆりでした。ちゃお!
世界中の若者が皆んなたまゆりさんのように人生を一生懸命に生きていたらこの世は素晴らしいものになるでしょうね。
でも殆どの人はほどほどのところで妥協して、適当なところで折り合いをつけて日々暮らしていますよね。
たまゆりさんは私の息子と同年代なので、娘を見るような気持ちでいつも応援しています。
もっと力を抜いて、ラクに生きたらいいのに…って思う反面、理想の自分に近づけるように頑張れ〜〜って思ったり☺️
さあ、いよいよ出発ですね、そう遠くないスペインの北のほうをたまゆりさんも歩いてるんだと思うとちょっと勇気が出ます!背中から朝日を浴びて進むなんてワクワクしますね。
気をつけて行ってらっしゃい❣️
たかゆりさん
ありがとうございます!なんだかちょっと、照れくさいような嬉しいような気持ちです。
「いつまでも若者の心を失わないね」「純粋だよね」と、友達からも、ほめてるんだかよく分からないことをよく言われます。笑
それを「社会に適応できない」と、短所として捉え押さえつけようとしていた時期もありました。
が、今は、それこそが私の長所でもあり存在理由だということがわかってきたので、時に迷いながらもとても楽しくやらせてもらっています☺️
背中に朝日を浴びて歩く、楽しみですね。
お互いに楽しみましょうね。