みなさんこんばんは。何回確認しても忘れ物が不安、たまゆり(@tamaoyurika)です。
今日ね、本当は、朝あげた行程やルートの話のほかに、もうひとつ、書きたかった記事があって。
それは、今回私が旅に出る理由とか、それまでの経緯とか、どんな旅にしたいとか、そういう宣誓みたいな?というとちょっとおおげさだけど…
とにかく、そんなことも、出発前に改めて言葉にしておこうと思ったんです。思ったんだけどね。
今日の午後のあいだじゅう、どんだけ考えてもそれが浮かんでこない、というか、しっくりこない、書けなくて。
おかしいな、ずっとそういうの、自分なりに考えて、行くって決めてからこの半年くらいやってきたつもりだったんだけど。直前になってそれが出てこないなんて。
それはなんでかなぁって思って、いつも使う方法で、紙に手紙のように書き出してみた。
そして、ツイッターに寄せてもらった「いってらっしゃい」のみなさんのメッセージを読んでいたら。
そしたら、そっかーってなんとなくわかったんです。
「この旅をどんな旅にしたいか」が思い浮かばない理由。
それはなぜかというと、私はカミーノの上で、どこまでも受け身でありたいから。
それは運任せとか他力本願とかいうのとはちょっと違くて、違うんだけどちょっと近くて(笑)
私はカミーノでこれから起こるであろうことに、全力で身を任せたいと、思うのです。
「自分がこうありたい」とか「こんな旅にしたい」とか「こんな成長をこの旅でしたい」とか、今日まで思っていたけど。
旅を目前にして、なんか、どれもなんとなくしっくりこなくなってしまった。
それはきっと、その目標たちが、本番を前にして、役目を終えようとしているということかもしれません。だって、それらがなかったら、今日の出発前日まで、たどりついてないもんね。笑
だから、そんな目標だって、今日までとっても大切だった。そのおかげでここまでこられたから感謝をしたい。
そう。そして今。
今は、なによりも、直感という名の導きを大切にしたいと思う。ただただ全力で楽しむ。それだけが目標。
そして、それはきっと、前回のカミーノで私が経験したことに基づいているんです。
あのとき、スペインに行ったら何が起こるかなんて全然わからなかったし、本当にサンティアゴまでどころかスタート地までたどりつけるのかどうかさえわからない、何がこれから起こるのかなにひとつわからない、そんな気持ちだった。
そうして歩き始めた道の上には、出発する前の自分ではまったく予想もつかなかったまぶしいほど強烈な出会いと、出来事があった。そして同時に、そこには全く知らなかった自分自身もいた。
とにかくそれは本当に、私のそれまでのものさしではとてもじゃないけど「測定不可能」な、大きな大きな出来事たちだったのです。
それが、カミーノを歩いていたらほとんど毎日、ひっきりなしにやってくるから、もうびっくりしたよ(笑)
だからね、思うんです。
今回だって、予定調和の旅にするつもりなんて、私、さらさらない。
目標とか、目的とか、人前で言いたくなるけど、ほんとはわりとどうだってよくて。それは建前でしかない。
何が起こるのかわからない。
もしかしたら、私の辞書にまだ全く載っていなかったような、今までのものさしじゃとても計れないような、そんな出来事に出会うかもしれない(あるいは出会わないかもしれない)。
もしかして、たくさん涙を流さなきゃいけないかも。苦しいかも。立ち直れないくらい挫折するかも。だけどものすごく、幸せで、生きててよかったって思うようなことだってあるかもしれない(あるいは、ないかもしれない)。
本当に、これから、この旅でなにが起こるかなんてわからない。
だから、私にできることは、ただ道の上にいられる毎日を、全力で、生ききることだけ。
一瞬一瞬の、土地との、町との、自然との、人との、風景との、自分自身との出会いを、透明な心で受け止めたい。直感に導かれるように歩きたい。
そしてこのブログは、願うなら、そんなまぶしい出会いを表現してだれかに受けわたす、パイプのような役割をしてくれたらいいと思います。
読んでくださる方がいるのなら、なんでもいいからなにか感じ取ってもらえたら、こんなに生きていて嬉しいことはない。そう思う。
透明な心で。
日々、目の前のことに、全力で。
歩いてきたいと思います、カミーノ!
うぉ〜〜〜っ!!!!
なんかすっごいスッキリした。
すっっっっっっっっごい、楽しみになってきた!!!!!
歩くぞぉ〜。
それじゃ、まだ明後日のお昼までは日本にいますが(笑)
いってきます!!!
たまゆりでした!チャオ!
応援しています。いつもたまゆりさんに励まされています。私もフランスの道を2013年に歩き、今度は北の道をテントを持って歩きたいと思ってたところ、たまゆりさんが挑戦し本当に凄いなぁと思います。
頑張って下さいブログ楽しみにしてます。