リアルタイム巡礼記2019

【巡礼記6〜8日目】「みんなから好かれる自分」をぶっ壊した、その先へ。

みなさんこんにちは、たまゆりです!

スペインは昼の14時半。
いま、ビルバオのグッゲンハイム美術館近くのカフェでこれを書いてます。

ふたたび、ここ数日の近況のご報告です。
それではどうぞ!

5/21【巡礼6日目 セナルーサ〜エスケリカ】 歩行距離 30.1km
5/22【巡礼7日目 エスケリカ〜ビルバオ】歩行距離 19.2km(途中で電車利用)
5/23【巡礼8日目 ビルバオで一休み】


昨日は、セナルーサのモナステリオからふたたび30km弱歩き、エスケリカという小さな山の上の集落のアルベルゲに泊まっていました。

ログハウスみたいに木の梁が素敵なアルベルゲ。ホスピタレイロさんの愛犬?ロリータちゃんも人懐こくてとても可愛らしい。寝ようとしたら、ベッドに上がってきてくつろいじゃった!

愛犬ロスの私には、ものすごく癒し。笑

昨日は、アルベルゲで顔を合わせた周りみんなから口々に「大丈夫?」「大丈夫?」と聞かれまくってしまいました。

どうやら、自分では自覚がなかったけど、相当思いつめた?調子悪そうな?顔をしていたのかもしれない。

その日はアルベルゲに着いたのが16時過ぎ。
そこから洗濯をして、ドロドロになった靴を申し訳程度に洗い、晩ご飯がわりにボカティージョを食べて…。

そうこうしていると、足の疲れがピークだったのと、風邪の症状がいよいよ悪化してきたらしい。寒気がする。

咳が止まらなくなり、熱っぽさもあって、翌朝起きても気分は最悪。

でも、とりあえずここは山の上でどうしようもないので、歩き出します。


フラフラしながらひたすら足を前に進め、山を降りていくつかの街を越えると、いよいよ大きな街であるビルバオが近づいてきました。

大きな街の郊外らしい景色の中、幹線道路の脇を通る道。
昼の12時。日差しも強く、咳も止まらず、足は痛くて。いよいよ体力も限界と思われたその時、カミーノの横に電車の駅が出現!


せっかくここまでがんばってきたのにここで電車に乗っちゃうの?ってすごく迷ったけど。
でもここで無理をしてあと10キロ山越えの道を歩いたら、もっと体調が悪化して取り返しがつかなくなるかも。肺炎にでも悪化して入院とか、最悪帰国か?それだけは嫌だ。困る。

そう思って、その駅から電車に乗りビルバオへ行くことにしました。

ビルバオでは個室のホテルをとっていたので、スーパーで大量のフルーツ、ヨーグルトと、薬局で風邪薬を買い込んで、シャワーを浴びて布団と寝袋にくるまり、フルーツとヨーグルトを食べ薬を飲んですぐに就寝。

チェックアウト時間の11時ギリギリまで眠ったら、薬も効き、フルーツの栄養も染み込み(?)まだフワーッとするし咳と鼻水はひどいけど、ひとまず
峠を越えたような感じです。

そして、今日。

本当は同じ部屋に連泊できればよかったのだけれど、予約がいっぱいで、色々迷った結果もう一日ほかの宿に移りビルバオに滞在することに。


そうして見つけたホステルが、いまいるカフェに隣接した、グッゲンハイム美術館から歩いてすぐの「ポシュテル ビルバオ」というところ。

今日いた個室のチェックアウトが11時で、このホステルのチェックイン時間が14時だったので、そのあいだ、美術館を見学して過ごしました。


美術館の建物そのものが、ものすごく不思議で綺麗!

中は、風邪っぴきで体力が落ちている身には、なかなかエネルギーの消費が激しい(笑)体感的で重いメッセージの展示物が多かったかな。

建物を取り壊すブルドーザーの先端に、ショベルの代わりに教会の鐘が取り付けられていて、それで誰もいない工場の廃墟?らしき建物(まだピカピカで綺麗)を激しく破壊していく「Tropical Farmacy」という映像作品のインパクトがものすごかった。

リンゴンリンゴン…ドンガシャドンガシャ…。
耳を塞ぎたくなるような激しい鐘の音と建物が壊れていく音が、映像室の暗闇の中で響きわたる。朦朧気味の頭にリフレインする、印象的な映像でした。


そんなグッゲンハイム美術館。
楽しい!とか感激!とかそういう感情はなかったけど。(有名なお花の子犬はかわいらしかったな)

重いバックパックを預けて身軽になって、身綺麗な観光のひとたちに混じって美術館を鑑賞するのは、リフレッシュ・気分転換できるとてもいい時間でした。


鑑賞後は、グッゲンハイム美術館併設のバルで、この旅初めてのピンチョス!と、サングリアもいただいて。


味の付いたポテトのペーストの上にタコが乗っているピンチョスと、バゲットの上にトリュフ?たっぷりのオムレツと生ハムが乗ってるピンチョス。

もうね、、、、
この数日すっごいひもじい食事(硬いパンと硬いソーセージとプチトマト、オンリー)しかしてなかったから、天国の食べ物みたいにおいしかったです。笑

なんか、久しぶりに自分が人間らしい生き物になった気がした!笑

そんなこんなで、昨日、今日と、すこしばかりホリデー?休養?な日々を過ごしております。

このあとホステルにチェックインしたら、もいちど薬を飲んでぐっすり寝て、明日はここをゆっくりめに出発し、次の街ポルトガレテまではふたたび地下鉄を使って移動しようと思います。


せっかくここまで必死で歩いたから、すこし悔しいんだけど…。

でも、きっとこの出来事にも何か大きな意味があるのだろうな。まだそれがなんなのかはわかってないけど。

本当はここまでなる前にもうちょっと早く休む選択ができたらよかったのかもしれないとも思う。無理しすぎた?負けず嫌いな性格が出た?

でも、後悔はしていない。
なんか、すごく、そういう自分が出やすいタイミングみたいです、今。
できる限り自分を試してみたい、ていうのかな。

今日まで一週間、私なりに今までの人生で指折りのハードな目にあった(ていうか自分から遭いにいってる?)つもりだけど、まだ生きてるしごはんも食べてるしベッドもあるし、立ち直れる。

ひとまず、ぶっ倒れたりする前に休むことを選んだ自分と、ここまでがんばってきた自分をまずは労わり褒めてあげたいと思います。

私の選択は、あるいは、誰かから見たらもしかして間違いなのかもしれないけど。
きっと、いつかこの旅を振り返った時、必死で一生懸命だった自分に、自分で感謝をしたくなる日が来ると思うから。

だから頑張ってみようと思います。誰のためでもない、これを読んでいるあなたのためでも決してなく、私自身のために。

そうだ、そんな大変なのにブログを無理して書かないでいいよ!SNSもやめて!って言ってくださる方がみえるので伝えておきたいんですが。

誤解を恐れずにいうと、私がこうしてブログを書くのは、ぜんぜん、みなさんのためじゃないです。完全に私自身のため。

今の自分が感じていることを、自分のためにちゃんと書いて残しておきたいから。
それに、旅してると日本語話さないじゃないですか。そうすると、いろいろ言いたいことがたまりすぎて、頭の中がいっぱいになって、うがーーー!!!!!ってなって、逆に調子悪くなる(笑)

だから、このブログやSNSもあくまで自分のために書いている。

決して、義務感とか使命感で書いているわけではない(その気持ちがまったく完全にゼロかと言ったら嘘になるかもしれないけど)。
そんな気持ちでやってたらとっくにブログなんてやめてるわ。

私は私が書きたい時にしか書かない。

ていうかそんなこと言ったらほとんどいつも書きたいよ。書くの大好きだもん!!むしろ、私からその楽しみを奪わないでくれ!!って感じ。笑

そういうわけなので、連絡やコメントくださるのは嬉しいけど、どうぞその件についてはご心配なく。

なんか、尖ってるな〜。

前回の旅みたいなピュアな巡礼記を期待してた人がいたら、ごめんなさい。笑
私もできる限り透明な心でキラキラ楽しんで、それをお届けするつもりだったんだけど(もちろんそれも諦めちゃいないけど)、どうやらそれだけでは問屋がおろさぬらしい。


この旅に出る前、何人かの気のおける友達に、言われたんですよ。

「いつまで清純派でいるつもりだ?!」って。「もっとダークな面を見せろ」「悪態をつけ」とかって、愛を持って苦言を呈されたんすよ(笑)

確かにそうだな、そんな面も見せていかなきゃ、とは、思っていたけど。でもその勇気がなかったの。嫌われる勇気。見限られる勇気。

私は生来八方美人というか、みんなから好かれていたいという願望が強い人間なのだ。いい子でいたい。嫌われるのがものすごく怖い。自分の元から誰かが離れていくのがものすごく怖い。

だから、
決してみんなからは好かれないであろう私、
今までの私を好きだった人が、離れていくかもしれない私。

そんな自分になってしまうのが怖くて怖くてしかたなかった。

それはきっと、自信がなかったからだ。うまくいえないけど。

でも、今の私は、ようやく少しずつ自分なりに選択を重ねて生きてきて、自信を培ったらしい。

だから、そろそろ、みんなから好かれる自分を卒業しなきゃいけないのだ。


今の私はその変化の時期にいる。
殻を破ろうとしている。

居心地のいい場所を捨て、新しい空気に戸惑い、まだ剥き出しの皮膚をヒリヒリさせながら。

それは、見る人から見れば、醜くなったとか劣化したように映るのかもしれない。

でも、この数日苦しんで、吹っ切れてきた。
どうでもよくなってきた、そういうの。知るか。勝手に思っとけ。これが私なんだからしょうがねーだろ。

これが私だから、躊躇しないで進もう。

何も知らない新しい場所は怖いけど、新しい自分と、まだ見ぬ誰かに出会えることを信じて。

えへ。
のたうち苦しんだ末(言い過ぎ?笑)そんなことをやっと思えるようになってきた、巡礼1週目です。

さて!
それでは、今日もベッドでゆっくり休みたいと思います。

それではまた、たまゆりでした。チャオ!
 

続きはこちら。

【巡礼記9日目】久しぶりの青い海!!病は明けて、肩の力も抜けて。みなさんこんばんは、たまゆりです! 今日は、ポベニャという浜辺のそばの小さな街のアルベルゲに泊まっています。 ビルバオで...

 

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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    こんにちは!たまゆりさんのブログ、楽しみに読ませてもらっています!私も去年のカミーノの様子をブログに書き、良いことも悪いことも、これでもかと言う位、ありのままの現実を記載しました。中には読者の方でビックりされた方もいらっしゃったようで、指摘を受けましたが、こういった試練の様な経験があったからこそ今がある、すべてを見せてくれるのがカミーノなんだとお伝えした所、納得頂き、今年その方もカミーノに行かれるとのことでした。人それぞれかもしれませんが、私にとっても読む側として、もっとありのままの経験を見せてくれた方がとても興味深いし、面白いと思います!

    ブログ、今後も楽しみにしています!

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