みなさんこんにちは♪
週末いかがお過ごしでしたか?
近頃涼しくなってきたせいで、最後の力を振り絞っているのかとにかく蚊が多くて困っています…。ここ、5階なのに!
イタリアの蚊よけ対策はほぼ日本と同じで、コンセントを差して使うカートリッジ式の「VAPE(ヴェープ)」のほか、いわゆる「蚊取り線香」もよく使われています。
私はてっきり蚊取り線香って日本独自のものだと思っていたので、最初にスーパーで見つけた時はビックリしました(笑)
蚊取り線香っていうと、いかにも日本の夏!ってイメージだったのに…。
それはさておき…。
イタリアの強豪揃いの(?)教会たちの中でも、ひときわ美しいと言われるドゥオモをどうしても見てみたくって、土曜日にオルヴィエートに遊びに行ってきました!
フィレンツェ・オルヴィエート間は鉄道で約2時間~3時間。
早起きをして、朝6時半ごろの電車でフィレンツェを出発!
フィレンツェを出るころまだ街は真っ暗で、電車の窓からだんだん白んでいく空と薄もやの中昇ってくる太陽を見ることができました♪
オルヴィエートの駅に着いたのは朝の9時ごろ。
まだ人気も少なく閑散とした駅からフニコラーレ(ケーブルカー)に乗り、丘の上の街を目指します。
ケーブルカーを降りてすぐのカヘン広場から、メイン通りをまっすぐドゥオモに向かって歩いていきましたが、どのお店もまだ準備中。
オルヴィエートの街が朝日に照らされて動き出す様子を見るのがなんだか楽しかったです。
そのままメイン通りを歩いていくと、家々の隙間から…見えました!!ドゥオモ!!
チラ見えだけれど、迫力タップリ。
はやる気持ちをおさえ広場へ出ると…うわーーー!!!!すごい!!
豪奢という言葉がぴったりな、思いつく限りの装飾を施したようなファザードが、朝のやわらかい空気の中でどっしりとそびえていました。
一枚だけで置いてあっても見とれてしまうような金色のモザイク画が、そこかしこにちりばめられています。
そして近くで見ると、ねじれたような形の柱の1本1本にトンデモナイ細かさのきらびやかな装飾が。
すごい…すごすぎる。言葉が出ません。。。
一切手抜かりのない、1つ1つこだわりぬかれた細やかな装飾が合わさって作り出されたファザードは、まるでそれ自体が1枚のモザイク画のようです。
広場に立って正面から見るとこんなに華やかですが、街の中から見上げるシルエットにはとても凛々しくしゃきっとした雰囲気があり、それもまた素敵です。
オルヴィエートのドゥオモ、本当に見られてよかった…。
シエナやフィレンツェに並ぶ美しさですね。
豪華絢爛なオルヴィエートに可憐で愛らしいシエナ、上品で優雅なフィレンツェと、私の中で3拍子そろいました(笑)
広場にあるエノテカでドゥオモを見上げオルヴィエートの白ワインを頂いた後は、ケーブルカーの停車場近くにある「サン・パトリツィオの井戸」へ。
深さ62mのこの井戸は、二重螺旋になった階段で最下部まで降りていくことができます。
通路からはこんな神秘的な眺めが。
中はひんやりと湿っていて、階段の先、井戸の底はどこか違う世界に続いているような気がしてきます。
地底都市への入り口みたい。
一番下まで降りて、上を見ると…おおー、深い!!
なんだかワクワクしちゃいますね。
5ユーロの入場料はちょっと高い気がしますが(笑)他ではなかなかない景色を見ることができて大満足です。
その後は、広場から出ている「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」行きのバスの時間が迫っていたので、62mの高さを急いで駆け上り地上へ(笑)。
次の、チヴィタ・ディ・バニョレージョの記事へ続きます。