リアルタイム巡礼記2019

【巡礼24日目】プリミティボの道、スタート!霧と雲海の朝と猫

 
 
こんにちは、たまゆりです!
ちょっと時間がずれていますが、順番にたまっている日記をアップしていきたいと思います。
 
 
6/8【巡礼24日目 エスカンプレロ〜コルネッジャーナ】 歩行距離:25.4km
 
 
今日は、ついに!
プリミティボの道を、本格的に歩き始めました!!
 
 
なんていうかね…
 
なんていうかねぇ…
 
 
すっごい、、、楽しい!!!!!
 
 
 
何が違うのかっていうのは具体的にはわかんないんだけど(笑)
プリミティボの道に入ってからは、やっぱり、北の道とも、またフランス人の道とも、雰囲気が違うような感じがします。
 
 
地形としても文化としても、より深いところへ入り込んで行くという感じがして、なんだかものすごくワクワクする。
 
 
昨日の日記で「北の道は、リゾートっぽい街も多いから地元の人も巡礼者にあまり慣れてない?」というようなことを書きましたが…
 
このプリミティボの道に入ってからは、もしかしてたまたまかもしれないけど、なんだかすごく受け入られている感じがする、ような。
 
なんだかな、曖昧な表現ばっかりでごめんなさい(笑)
 
でもまだ2日目だもんねぇ。これから先、きっと色んな面でまた今までと違う魅力を感じられることでしょう。
 
 
 
 
今日は、昨日泊まっていた山の上から朝一気に下り、少し大きいグラードという街を通過した後、また400m程度一気に坂道を登って下る、というアップエンダウンな道でした。
 
 
やはり、海がまだ近いから雲が低い位置に発生しやすい…のかなあ。
今朝もアルベルゲの前の道から雲海を見ることができました。
 
道が下って標高が下がっていくにつれて、自分自身がその雲海につっこんでいくような形になります。
 


なので、快晴で眼下に雲海→うっすら朝日が透ける濃霧→曇り空、という感じで、歩いて下へ行けば行くほど、雲の中を通過していくのがおもしろかった。
 
飛行機で離陸した後にも思うけど、雲の上はいつも太陽が照っているんだなあ…なんて、あたりまえかもしれないけど自分が歩くスピードでそれを体感して、なんだか改めて感激してしまいました。
 
これももしかして、起伏の多いこの道ならではの風景なのかもしれませんね。
 
 
深い霧が出ているのに、天高い場所はうっすらと青空が透けていて、太陽の光が真っ白な世界一面に反射する…。
 


白い光のヴェールの中に森や山がまるで影絵のように浮かび上がって、なんだかとても神秘的な、朝の一瞬の景色でした。
 
 
 
 
山を下り川沿いをしばらく歩いてたどり着いたグラードという街も、なんかねぇ、すっごく雰囲気がよかった。
 
土曜日だからというのもあると思うんだけど、街全体が、ゆったりとして笑顔に包まれていて。
 
お腹がペコペコで入った大通り沿いのバルも、頼んだトルティージャはめちゃくちゃでかくておいしいわ、バルのお姉さんは妖精さんですか?っていうくらい美人で可愛い上にめちゃくちゃ気立てが良いという完全な天使だわで、もう最高だった…。
 
それだけでも、もう、プリミティボの道好き〜〜!!!ってなっちゃう。単純。笑
 
 
 
街の教会も、扉が開いていて、中を見学させてもらうことができました。
 
ここがまたねぇ、とてもとても美しいところだった…。
 


色遣いや文様がとても繊細な、美しいステンドグラスに魅入っていると、オルガンの音が突然響き出しました。なんだかとても、優しく包み込むような曲だった。
 
耳と目から感じる目の前の光景のあまりの美しさに、ものすごく幸せな気持ちで涙が出そうになりました。
 
 
どうやら、午後から結婚式か何かあるのかな?上の階でパイプオルガンの練習をされていたらしい。
 
たまたまなのかもしれないけれど、なんだかこの街に、この道に歓迎してもらっているような気持ちになってほんとに嬉しかった。
 
 
 
 
グラードの街を出てからは、道はふたたび急な登りになりました。
 
 
日本から持ってきたイヤホンを無くしてしまったのを、グラードの街で見つけて買い直したので、その音チェックもかねて音楽を聴きながら、汗をかきかきうんしょこらしょと登って行きました。
 
 
曲は、YUKIちゃんのアルバム「まばたき」。
先日風邪で寝込んでいた時にはじめて聞いたアルバムなんだけどね、このアルバムについてのインタビューを読んで、勝手に今の私にあまりにしっくりくるなとおもって、それから何度も聞いてる。
 
彼女はこのアルバムをリリースするまでの長い間、ネガティヴなことを、歌詞に書かないようにしていたのだって。もちろんネガティヴな感情を感じることだってあるけれど、それをあえて人に届ける歌にはしてこなかった。
 
でも今回、はじめて、ネガティヴなこと、野蛮だったり否定的な言葉、そういうものもひっくるめて思い切り表現したくなったんだと。(インタビューの内容を今確認できなくて、もしかして間違っていたらば、ごめんなさい)
 
 
「暴れたがっている」「無敵」「私は誰だ」
曲のタイトルだけでも、なんだか、今の自分の心に通じる気がして、何度も何度も聴いちゃう!
 
 
 
美しいものだけ、きれいなことだけ、表現したいと思ってた。どうせ誰かに読んでもらうのなら、純粋に透明で心を温めるものを届けられたらって。そのために、自分自身の心が美しくあれるよう日々心掛けられたらって。
 
だけど、それだけじゃ、収まらない感覚が、もっと強い意志が、衝動が、芽生えて、自分の中で暴れたがっていて。
 
「毎日が 生まれて死んでいくみたいに向こう見ず」
 
 
そう。
うまく言えないのだけど、私にとって今回の旅は、そんな自分を表現していくためのものだったような気がします。
 
 
 
 
 
ああ、話がめっちゃ逸れた(笑)
 


汗だくの身体にはひんやり気持ちがいい風を全身に浴びながら、山あいの町々の風景を見下ろしながら山を下っていくと、道の途中に無人の休憩所がありました。
 
 
置いてあったノートのコメントによると、フランス人の方が古い建物を手作りで改装して、巡礼者のための休憩所にしつらえてくれたのだそうです。
 
今朝淹れてくださったのであろう温かいコーヒーや、フルーツ、お菓子が置いてあって、そこにいるだけで気持ちがほっこりと優しくなるようなとてもすてきな場所でした。
 


そこにいた猫さんもとても美人で人懐こくて優しい子だった。
 
 
ついつい、長居をしてしまいました(笑)
 
 
 
 
そこからさらに4キロほど歩いて、たどり着いたのが今日泊まっているコルネッジャーナの街。
 
私がもともと、岐阜や犬山という山に囲まれた土地の出身だからでしょうか。
 
山あいの静かな街という感じで、なんだか妙に落ち着きます。
 
 
アルベルゲは、以前北の道で泊まったセナルーサのモナステリオのような感じで、修道士さんが泊まる施設であったところを一部改装して作られています。
 


とってもとっても、居心地がいい。
 


キッチンには、以前の巡礼者さんたちが置いていったのであろう食材がいっぱいで、生のトマトをソースにして、元気が出るようにんにくとハムやチーズをたっぷり入れたパスタを作っていただきました。
 
我ながら、おいしかったなあ〜〜。笑
 
 
ここの看板犬…番犬…?であるドゥルセも、すんっごい人懐こくて、ほんとにほんとに可愛らしい。
 
 
今日はほんとに、色んな人やどうぶつたちに心をあっためてもらった一日でした。
 
 
 
 
さて。
 
明日からは数日間、雨降りの模様。
道はいよいよ、800mを越える上りの山道へさしかかります。
 
どんな出来事が待っているだろう、ドキドキです。
 
 
それではまた、おやすみなさい。たまゆりでした!

 

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